腰痛診療ガイドラインの治療成績
エビデンス
その1
急性腰痛患者520名を対象に、根拠に基づく腰痛診療ガイドライン群と従来の標準的治療群の改善率・再発率・医療費・満足度を1年間にわたって比較した結果、すべての面においてガイドライン群の方がはるかに優れていた。http://goo.gl/PYbAhN
これは腰痛診療ガイドラインの安全性・有効性・費用対効果を明らかにした世界初の研究で、ガイドライン群と標準的治療群の改善率は1年後の時点で71%対56%、1年後の再発率は16%対27%、患者満足度は82%対43%、画像診断実施率は7%対30%、医療費は標準的治療群の方が71%高いことが判明しました。患者はガイドラインに従った治療を望んでいますが、残念ながら現在の医療制度ではほとんど不可能です。
新しい腰痛・坐骨神経痛の概念に基ずく治療が有効です。
腰痛・坐骨神経痛がどういうものか?
どういう症状がでるのか?原因は何なのか?有効な治療は?やってはいけないことは?どのくらいの期間で治るのか? 等々
ご存知でしょうか?
聞きかじった知識や自分自身の体験などの限られた情報を基に考えて、対処していませんか?
腰痛・坐骨神経痛が治らずに長引いている原因を自ら作ってしまっている可能性があります。
より真実に近い科学的事実に基づき考えることが重要です。
その上で、何をするのか自由に選択されると良いと思います。
このような実証研究によって得られた事実を元にして、再構成された新しい腰痛・坐骨神経痛の概念に基づく治療が有効です。