椎間関節・椎間板と痛み
エビデンス
その1
椎間関節および椎間板に起因する疼痛を臨床的に診断することは不可能であり、せいぜい憶測をする程度に過ぎない。なぜなら、椎間板変性・変形性脊椎症・椎間関節症候群は疼痛と相関しておらず、まったく症状が見られないことが多いからだ。http://1.usa.gov/14vtnPp
脊椎研究者の間ではすでに、画像診断で確認可能な単なる変性の存在を疼痛のシグナルとみなすことはできでないというコンセンサスがあります。
考え方
画像検査は癌や腫瘍・骨折など重篤な疾患を除外するのが目的です。
痛みの原因を見つける為のものではありません。見つけられません。
新しい腰痛・坐骨神経痛の概念に基ずく治療が有効です。
腰痛・坐骨神経痛がどういうものか?
どういう症状がでるのか?原因は何なのか?有効な治療は?やってはいけないことは?どのくらいの期間で治るのか? 等々
ご存知でしょうか?
聞きかじった知識や自分自身の体験などの限られた情報を基に考えて、対処していませんか?
腰痛・坐骨神経痛が治らずに長引いている原因を自ら作ってしまっている可能性があります。
より真実に近い科学的事実に基づき考えることが重要です。
その上で、何をするのか自由に選択されると良いと思います。
このような実証研究によって得られた事実を元にして、再構成された新しい腰痛・坐骨神経痛の概念に基づく治療が有効です。