ひまわり接骨院

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痛みを5番目のバイタルサインとして日常的に評価すると?

痛み

痛み

エビデンス

その1

2001年以降、疼痛を脈拍・体温・呼吸数・血圧に次ぐ5番目のバイタルサインとして日常的に評価しようとする動きがある。しかし、腰痛疾患を対象とした場合は、医療の対象化・過剰検査・過剰治療という悪影響を生じる可能性が高い。http://1.usa.gov/rpSmeO

初診時ならまだしも受診の度に痛みの強さを評価していたら患者は患部に注意を集中してしまいます。これでは痛みに対する感受性が高まって慢性化する恐れがあります。

その2

退役軍人医療センターで疼痛評価を導入する前後の臨床転帰を比較した結果、疼痛を5番目のバイタルサインとして日常的に評価しても疼痛治療の質は向上しなかった。疼痛評価が臨床転帰に影響を与えるというエビデンスはほとんどない。http://1.usa.gov/pYo6OL

治療の質も変わらなければ臨床転帰にも影響を与えないのなら、日常的に痛みを評価する意味はありません。時間の無駄でしょう。症状に注目せずに、できたことに注目するのが認知行動療法です。

その3

疼痛を5番目のバイタルサインとして数値化することでいくつかの問題点が浮上している。このプログラムを導入したことによって術後患者に対する鎮痛薬の過剰投与が生じ、疼痛は完全に除去すべきという方向へ振り子が大きく振れた。http://1.usa.gov/mUGmFr

最悪のパターン。患者は痛みに対する恐怖を克服するどころか、さらに身体を動かすことを怖れるようになります。これでは慢性疼痛の治療になりません。

その4

疼痛を5番目のバイタルサインとして日常的に数値化する方法をがんセンターで採用した結果、患者の満足度は向上したものの、オピオイドによる副作用が2倍以上に増加した。疼痛を最重要視するのは患者の生命を危険にさらすことになる。http://1.usa.gov/rpRyjj

痛みだけに目を奪われていると患者を殺しかねないということです。

その5

疼痛を5番目のバイタルサインとして疼痛スケールで評価すると、薬の過剰投与に気づかないばかりか投与不足を過度に強調してしまう。このバランスの悪さが鎮静剤と麻薬のさらなる過剰投与を招き、患者の死亡や活動障害の原因となる。http://1.usa.gov/nRF75X

これも痛みに注目しすぎると過剰診療を招いて患者の命を危険にさらすという論文です。疼痛を脈拍・体温・呼吸数・血圧に次ぐ5番目のバイタルサインとして日常的に評価してはいけないのです。

解釈

「痛みさえ取れればいい。」「痛みさえとれれば良くなる」という考え方は危険です。いわゆる対症療法では今までの歴史がそれでは治らない事を教えてくれています。むしろ治りづらくしてしまいます。

新しい腰痛の概念に基ずく治療が有効です。

新しい腰痛概念とは

これまでは「生物学的損傷」という画像の異常所見や肉体への負担が原因というものでした。それを「生物・心理・社会的疼痛症候群」という心理的要因や社会的要因も原因であるというものです。

治療

原因が一つではなく、いくつかの要因が重なって、絡み合っています。ですから、身体だけでなく、心理的アプローチも含めて多面的に集学的に行うことがとても重要です。単一の治療で改善するのは困難です。