スタチンと疼痛
エビデンス
その1
40歳以上の地域住民3,580名を対象にスタチン服用歴と腰部・頚部/上背部・上肢・下肢の疼痛との関連を調査した結果、スタチン服用群の22%が1ヶ所以上の疼痛があったのに対し、非服用群の疼痛は16.7%だったことが判明。http://1.usa.gov/rI7lMd
スタチン(コレステロールを下げる薬)には意外な副作用があるようです。筋骨格系の症状を訴える患者さんはスタチン服用歴も要チェックということでしょうか。
その2
スタチンによる副作用が発現した患者650名を対象にした研究によると、関連性を疑ったのは医師ではなく患者だった。筋肉痛では患者86% vs医師14%、神経障害では患者96% vs 医師4%、認知障害では患者98% vs 医師2%。http://1.usa.gov/tcks8e
患者さんから教えられることは山ほどありますね。結局、治療者を育てるのは患者さんのような気がしてなりません。