「急性腰痛」診療ガイドライン作成委員会の構成

「急性腰痛」診療ガイドライン作成委員会の構成
エビデンス
■AHCPR(アメリカ医療政策研究局)の『成人の急性腰痛診療ガイドライン』作成委員会は、
医師、カイロプラクター、看護師、理学療法士、作業療法士、および患者の代表などから構成され、
腰痛とは下肢痛を含む腰に関する症状で活動障害があるもの、
急性とは3ヶ月以内と定義した(http://1.usa.gov/uhlYSO )。
医療関係者の他に経済学者や腰痛を経験したことのある消費者代表も委員会に加わっているところが興味深いです。
お偉い専門家ばかりでは庶民の痛みを本当に理解できるとは思えません。
有効性と安全性だけでなく費用対効果にも注目した点が注目に値します。
新しい腰痛・坐骨神経痛の概念に基づく治療が有効です。
腰痛・坐骨神経痛がどういうものか?
どういう症状がでるのか?原因は何なのか?有効な治療は?やってはいけないことは?どのくらいの期間で治るのか? 等々
ご存知でしょうか?
聞きかじった知識や自分自身の体験などの限られた情報を基に考えて、対処していませんか?
腰痛・坐骨神経痛が治らずに長引いている原因を自ら作ってしまっている可能性があります。
より真実に近い科学的事実に基づき考えることが重要です。
その上で、何をするのか自由に選択されると良いと思います。
このような実証研究によって得られた事実を元にして、再構成された新しい腰痛・坐骨神経痛の概念に基づく治療が有効です。