思春期における腰痛の危険因子は
エビデンス
その1
11~15歳の502名を対象に1年間追跡した前向きコホート研究によれば、
思春期における腰痛の危険因子は
「成長速度が速い」
「喫煙」
「学業とアルバイトの両立」
「ハムストリング筋が硬い」
「大腿四頭筋が硬い」
だった。http://goo.gl/pFbDXH
バックパックが子どもたちの腰痛の原因だとする説によって世界中のメディアが大騒ぎしたことがあります。
つまり、バックパックを使用している学生は、筋肉および靭帯の断裂、椎間板の損傷、脊椎の歪み、脊柱側彎症など、生涯にわたる腰痛の危険に曝されていると報道したのです。
しかしこの説を支持するエビデンス(科学的根拠)はありません。
カナダのモントリオールで行なわれたこの研究では、成長速度やアルバイトは変えられないとしても、
禁煙と大腿筋の柔軟性を獲得することで思春期の腰痛を予防できる可能性が見い出されました
新しい腰痛・坐骨神経痛の概念に基ずく治療が有効です。
腰痛・坐骨神経痛がどういうものか?
どういう症状がでるのか?原因は何なのか?有効な治療は?やってはいけないことは?どのくらいの期間で治るのか? 等々
ご存知でしょうか?
聞きかじった知識や自分自身の体験などの限られた情報を基に考えて、対処していませんか?
腰痛・坐骨神経痛が治らずに長引いている原因を自ら作ってしまっている可能性があります。
より真実に近い科学的事実に基づき考えることが重要です。
その上で、何をするのか自由に選択されると良いと思います。
このような実証研究によって得られた事実を元にして、再構成された新しい腰痛・坐骨神経痛の概念に基づく治療が有効です。