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腰痛に過度な安静はいけない
お悩み相談室

公開日:2023/02/02

更新日:2025/07/01

なせ?

 腰痛・ぎっくり腰・坐骨神経痛になった際に、”過度な安静”は良くないという情報が以前に比べて広まりつつあるように感じています。

 それでも、痛みによる恐怖で”安静”を選択する方がいらっしゃいます。
 
 そんな方へ”過度な安静”のリスクと活動性を維持する”ことのベネフィットをお伝えすることで、早期回復を応援したいと思います。

腰痛と安静の関係

エビデンス1

・腰痛発生後,4日以上安静にしていた群では,その後の機能障害の程度が大きく,1年後にもその障害が残存する

エビデンス2

・腰痛患者で安静を指示された群は、3ヶ月の時点で改善率は70%程にとどまるが、活動性の維持を指示された群の改善率は100%

・翌年の再発率は、安静を指示された群は2~3倍発生。

エビデンス3

・足部周辺の骨折により非荷重と固定が施された28名の57.1%には,機械的刺激に対するアロディニアの発生が認められた.   

 アロディニアとは通常では痛みとして認識しない刺激に対しても痛みを感じる感覚異常

エビデンス4

・健康なボランティア23名の前腕を4週間ギプス固定した結果,その52.2%に冷痛覚閾値の低下が,36.1%に熱痛覚閾値の低下が認められた.

エビデンス5

■急性腰痛患者186名を対象に

・2日間の安静臥床群
・ストレッチ群
・日常生活群

に割り付けたRCTによると、

ストレッチ群は安静臥床群より欠勤日数が少ないものの日常生活群には及ばないことが判明。

急性腰痛の特効薬は日常生活の維持。

エビデンス6

■急性腰痛患者203名を対象に

・2日間の安静臥床群と
・7日間の安静臥床群

を比較したRCTによると、3週間後の欠勤日数は2日間の安静臥床群の方が45%少なかった。

急性腰痛に対する安静臥床は欠勤日数を増やすことが証明される。

エビデンス7

■安静臥床に関する39件のRCTをレビューした結果、

安静臥床によって改善が認められた研究はひとつも存在しない。

激痛のために動けない場合は別として、急性腰痛患者が安静に寝ているのは有害で危険な行為

即刻やめさせるべき。

エビデンス8

■1966年~1996年に発表された

急性腰痛患者に対するアドバイスに関する論文をレビューした結果、

安静臥床は効果がないばかりか回復を遅らせるが、

日常生活を続けると職場復帰が早く、慢性化を防ぎ、再発率も低下することが判明。

考え方

 過度な安静は、結果として治りを遅らせる、再発率を高めることになります

 メカニズムとしては安静が感覚異常を引き起こし、痛みをより強く感じるようになる、体力を低させる、運動に対する恐怖・不安を植え付けることが分かっています。

 その他にも、

  • 筋肉:1週間の安静で、約10%筋力低下

  • 関節:3週間の安静で、可動域の低下

  • 骨:数日の安静で、骨吸収が始まる

  • 心肺:3週間の安静で、機能が10%以上低下

  • 消化管:消化吸収能力低下、食欲低下、便秘

  • 神経:平衡感覚の低下、精神活動の低下

    が起こります。



 痛みがなくなってから動き始めるのではなく、痛みがあっても日常で必要な分の活動性は維持することが重要です。

 気を付けたい点
 安静にしても、3か月の時点で70%の人は快復します。
ここで、安静を選択して快復した人は、安静によって快復したと誤って認識してしまうことが恐ろしいところです。

  安静は再発率を高める対処方法にもかかわらず、快復したために誤って成功体験と認識してしまいます。すると、腰痛・坐骨神経痛を再発した時にも、再び安静という誤った対処を選択することになると思います。それを繰り返すことで、腰痛・坐骨神経痛の再発を繰り返す悪循環になっていきます。

 安静⇒快復⇒再発⇒安静⇒快復⇒再発のループを生み出してしまいます。

 当院にも、この悪循環に長年陥ってしまっている方がいらっしゃいます。慢性の腰痛・坐骨神経痛の方は「痛みを持ち続けている」方と表現されます。腰痛・坐骨神経痛に屈することなく、行動を変えて、痛みを手放していきましょう。
 

 日常性生活レベルの活動性を維持することで、早期回復と再発率の低下という恩恵を得ることが出来ます。

 痛みは怖く・不安になるものですが、痛みと不安を抱えながらも勇気をもって、活動性を維持してください。

当院の治療方法に興味があるなら

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院長の新幡です

 長引いた痛みを一人で治すのは困難なことが多いです。

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 もし、お近くにお住まいで、困っているならば、一度ひまわり接骨院までお問い合わせください。腰痛・坐骨神経痛の専門家の新幡が、ご相談に乗ります。

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