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公開日:2022/04/04
更新日:2025/04/419
椎間板ヘルニアと診断されて、「治すには手術が必要か?」「手術せずに治す方法はないのか?」と悩んではいませんか?
今までに「手術を避けたい」「‘手術をしたが良くならない」「手術一回目はかなり改善、二回目はそれなりに改善、三回目は全くよくならない」「ヘルニア持ちだから治らないと諦めている」とおっしゃる方や患者さんに出会いました。
そんな方の悩みが軽減できるように「椎間板ヘルニアの手術やその他の治療」について解説します。
椎間板ヘルニアに対する手術に関する論文81件を分析した結果次の6点が判明した。
(1)椎間板ヘルニアが確認された2ヶ月間の保存療法に反応しない坐骨神経痛患者はそのまま保存療法を続けるよりラブ法を実施した方が早く改善する。
腰痛診療ガイドラインの勧告に従った保存療法の場合は2ヶ月ではなくて2年の猶予期間があります。
(2)4年~10年の長期成績という観点から見るとラブ法と保存療法の効果に差は認められない。
要するに椎間板ヘルニアは日にち薬が有効だということです。最近の腰痛診療ガイドラインでは手術はガイドラインに従った保存療法を2年間行なっても改善しないか、激しい痛みが続く患者に限るべきと勧告しています。
(3)顕微鏡下髄核摘出術と経皮的髄核摘出術が腰痛に効果があるという証拠はない。
(4)経皮的髄核摘出術はラブ法より再手術率が高い。
(5)椎間板摘出術は比較的安全な治療法とされているが、これまで考えられていた以上に再手術を必要とする例が多い。
(6)椎間板ヘルニアに対する手術成績は、心理社会的因子の影響を強く受けている。
手術を受けた患者の5~50%は症状がまったく変わらないか、あるいはさらに悪化することが判明しています。
椎間板ヘルニアに対する手術に関する論文81件を厳密に検討した結果、
椎間板ヘルニアの手術成績は短期的に見れば良好だが長期的に見れば保存療法とほとんど変わりがなく、心理社会的因子の影響を強く受けていることが確認された。
薬物療法からはじまります。症状に合わせて、薬の種類を変えていったり、量を増やしていきます。
薬の効きが不十分な場合はブロック注射を試みます。
ブロック注射の効きが不十分な場合は、様子を見るように言われたり、手術を勧められたり、残る手段は手術しかないと告げられます。
場合によっては、リハビリ(理学療法)をすることもあります。ただ、リハビリ(理学療法)と言っても、物理療法(牽引療法、低周波治療器、干渉波治療器、高周波治療器等)のみのことが多いです。
考え方
まずは、椎間板ヘルニアの手術成績は長期的にみれば保存療法と変わらないことを第一級のエビデンスが証明しています。
「椎間板ヘルニア=手術」というわけではありません。
確かに進行性の麻痺や馬尾症候群の症状が出た場合は手術が必要です。
しかし、多くの方が悩まされている腰痛や坐骨神経痛の痛みや痺れは 保存療法(手術以外の治療)で改善します。
腰痛・坐骨神経痛の痛みや痺れしかないのに「手術しかない」といわれた場合の意味するところは「手術でしか治せない」ではなく、「病院(医療制度・健康保険の仕組みの中で)として出来る残された手段はもう手術しかない」という場合がほとんどです。
※麻痺(マヒ)の為に歩けない、排尿、排便に問題がある場合は絶対的に手術が必要になってきます。
心理面の影響
従来の椎間板ヘルニアのイメージを元に「手術しかない」「治らない」「ヘルニア持ちだから治らない」という”諦めの気持ち”や”どうせ良くならない”、”自力では治せない”という考えをお持ちではないですか?
もしそうなら、破局化思考と呼ばれる慢性化しやすい人の特徴的な思考に陥っている可能性があります。
その場合、このような考え方に基づく行動が治りを妨げてしまいます。この考え方と行動を変えていく必要があります。
効果的な治療をするには、身体だけでなく心理面や社会面への対応が必要になります。
また、手術をすることになっても、手術成績に心理面や社会面の影響があるので、手術の治療成績をあげる為にも事前に心理面に対処しておくが大切です。
治療
椎間板ヘルニア治療には下記のようなラインがあります。
内容 | 役割 | 優先順位 | 有効性 | |
---|---|---|---|---|
1stライン | リハビリ | 主役 | 高い | 高い |
2ndライン | 薬物療法 | 補助 | 低い | 低い |
3rdライン | 手術療法 | 補助 | 低い | 低い |
1stライン(一次治療)が治療の主役であり、2nd・3rdラインは補助という位置づけになります。
1stライン(一次治療)のリハビリを大きく分けると、心理療法・運動療法・徒手療法・教育があります。
重要なのは、この中の一つだけに取る組むのではなく複合的(三つ以上)に行うことです。
そうすることで、効果をより高めることが出来ます。
例:心理療法に基づき、徒手療法で身体の細部を整えながら運動療法を行う
現状
多くの病院では、本来は主役の治療であるはずの【リハビリ (心理療法、運動療法、徒手療法、教育)】は行われず、補助の立ち位置の薬物療法と手術療法が行われています。
今の医療制度・健康保険の仕組みの中では、本来は主役の治療である本格的なリハビリを行うことが困難な為です。
結論
手術をせずに治すには【 リハビリ (心理療法、運動療法、徒手療法、教育)】に取り組むことです。
長引いた痛みを一人で治すのは困難なことが多いです。
困ったときは自身で判断せずに適切な処置を受けるために専門家に相談しましょう。
もし、お近くにお住まいで、困っているならば、一度ひまわり接骨院までお問い合わせください。腰痛・坐骨神経痛の専門家の新幡が、ご相談に乗ります。
気軽にご相談ください。
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