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腰痛・坐骨神経痛治療のよくある落とし穴
お悩み相談室

公開日:2022/12/07

更新日:2025/05/14

なせ?

 治療に作戦や戦略がないままに、治療行為を受けていると、知らず知らずのうちに腰痛・坐骨神経痛に捉われ治りづらくなってしまう落とし穴について解説します。

 

 

腰痛・坐骨神経痛治療
にある落とし穴

よく見かける風景

 腰痛・坐骨神経痛を発症して病院に行くと、

 

「痛み」を訴える⇒痛み止めA「治療」(報酬)
         ⇓
「痛み」を訴える⇒痛み止めB「治療」(報酬)
         ⇓
「痛み」を訴える⇒痛み止めの量の増加「治療」(報酬)
         ⇓
「痛み」を訴える⇒リハビリの追加「治療」(報酬)
         ⇓
「痛み」を訴える⇒注射「治療」(報酬)

 

 

また、

腰痛・坐骨神経痛を発症して接骨院・整体院に行くと、

 

「痛み」を訴える⇒施術(報酬)
         ⇓
「痛み」を訴える⇒施術内容の変更A(報酬)
         ⇓
「痛み」を訴える⇒施術内容の変更B(報酬)
         ⇓
「痛み」を訴える⇒施術の追加(報酬)

 

ということを繰り返していきます。

落とし穴1
痛み行動の強化

 上記の様なことを繰り返していると、知らず知らずのうちに「痛み」を訴える(痛み行動)が強化されてしまいます。

 痛み行動と痛みは相関関係にあるので、痛み行動が強化され増えていく事で、腰痛・坐骨神経痛も強化(悪化)されてしまいます。 


 痛みが増す⇒痛みを訴える⇒報酬⇒痛み行動の強化⇒痛みが増すの悪循環が回り出す。
その結果、腰痛・坐骨神経痛が治りづらくなったり、痛みが強くなっていきます

 

痛み行動とは別名、疼痛行動や疼痛顕示行動とも言います。

 痛みを訴える,顔をしかめる,病院に行く,薬を飲む,仕事を休む,すぐ横になりたがるなど痛みにともなう随意的な行動をいいます。

落とし穴2
不適切な信念・態度

それだけでなく、

  • 痛みを訴えることで治療が施されるので、「痛みはあってはならないものなんだ」という不適切な信念を無意識のうちに形成してしまいます。

    痛みは正常な体の反応で警報装置の役割をもっているので、異常時には痛みがなくてはなりません。
     
  • 受動的な治療を繰り返すことで、「治してもらうもの」という、不適切な態度の強化につながってしまいます。
     

 この不適切な信念や不適切な態度は腰痛・坐骨神経痛が長引く大きな要因と考えられています。

落とし穴3
痛みが行動基準

 痛みを訴えると治療を施されるという繰り返しの中で、「痛み」の具合が行動基準になってしまいがちです。

 例:

  • 痛いから〇〇する。
  • 痛いから〇〇しない。
  • 痛くないから○○する。
  • 痛くないから○○しない。
  • 痛みが強いから○○する。
  • 痛みが強いから〇〇しない。
  • 痛みが軽いから○○する。
  • 痛みが軽いから○○しない。


 このような「痛み」「痺れ」などの感覚や「不安」「恐怖」「抑うつ」「気分高揚」などの感情を行動基準にしてしまうと、治療戦略から外れてしまい、快復が遠退いたり、ぶり返し、停滞、悪化を招きます。
 

 ●急性期の腰痛・坐骨神経痛であれば多くの場合は組織損傷が原因であり、創傷治癒が治療戦略になります。

 治療行為を行う判断基準は組織の状態です。
 

 例:
 骨折をすると痛みを伴いますが、痛みを取ることを第一目標にはしません。あくまでも骨を治すということが第一目標です。そして、治療手段の判断基準は骨の状態(組織の状態)になります。


 軽度の疲労骨折なら、運動の中止のみ。しっかり折れていればギプス固定。骨がズレていってしまう不安定な骨折なら手術。というように、骨の状態(組織の状態)で治療手段が変わります。「痛み」では判断しません。

 また、「運動の再開」や「ギプスを除去してリハビリの開始」のタイミングも「痛み」ではなく骨の状態(組織の状態)によって決めます。「痛み」ではありません。
 
 おそらく骨折ではイメージが湧くと思うのですが、腰痛・坐骨神経痛になったとたんに「痛み」を判断基準にしてしまいがちです。

 骨折でもギプスを巻いて過ごし、炎症のピークを過ぎれば、骨が完全に治りきる前に痛みを感じる事はかなり減っていきます。痛みが軽くなった・無いからといって、ギプスを除去するという判断にはなりません。

 腰痛・坐骨神経痛の場合、表面上の痛みが治まると、組織が治りきっていないのにもかかわらず、治ったと判断して活動量を増やし過ぎてぶり返してしまうというケースをよく見かけます。



 ●慢性期の腰痛・坐骨神経痛は組織損傷の無い痛みなので、骨折後のリハビリと同様に動かすことで痛みが取れていきます。


  リハビリで活動量を増やす事が「痛みの治療」になります。

慢性期の痛み治療の治療戦略は、痛みに固執せずにADL・QOLの向上・拡大することです。分かり易く表現すると「痛みに捉われずに運動量を増やし、動きやすい身体をつくる」「痛みに捉われずに活動量を増やし、充実した生活を送りを人生を楽しむ」ことを拡大・向上することになります。

 腰痛・坐骨神経痛に捉われ、痛みを判断基準にした「痛みがあっては動いてはならない」「痛みが取れたら動く」という考えでは、リハビリが進まず、運動領・活動量が増えないので、治療と真逆へ進んでしまい、快復が遠退きますし、悪化を招きます。

 また、「痛みなく出来るから量を増やす」「痛みが軽いから強度を高める」という痛みを判断基準した考えでは、組織は修復したばかりで弱っていたり、痛覚過敏になっているので、無理をすることになり、ぶり返すことになります。
私の臨床の経験上、ご本人は無理をしている意識はないことが多いです。

考え方

 腰痛・坐骨神経痛は辛いものであり、どうしても捉われやすいものですが、しっかり快復するためにも、「痛み」や「ご自身の行動」・「治療の内容」を客観視する時間・機会を持つのはとても大切だと考えます。

 上記の落とし穴に落ちている、落ちやすいという気付きがあれば、痛みの専門家に相談してサポートしてもらうことが快復への近道になります。

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院長の新幡です

 長引いた痛みを一人で治すのは困難なことが多いです。

 困ったときは自身で判断せずに適切な処置を受けるために専門家に相談しましょう。

 もし、お近くにお住まいで、困っているならば、一度ひまわり接骨院までお問い合わせください。腰痛・坐骨神経痛の専門家の新幡が、ご相談に乗ります。

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