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鵞足炎の症状や原因とは?改善方法までわかりやすく解説

公開日:2025/11/08
更新日:2025/11/25

鵞足炎のランナー

 鵞足炎(がそくえん)は、膝の内側に痛みが現れるスポーツ障害のひとつで、ランナーや部活動を行う学生、日常的に歩くことが多い人など幅広い年代に起こりやすい症状です。

 強く痛む時期は歩行や階段がつらくなることもあり、放置すると長期化するケースも少なくありません。
 鵞足炎のメカニズムから症状の特徴、自分でできるケア、そして接骨院で行う施術まで、改善に必要なポイントを分かりやすく解説します。

鵞足炎とは?発症のメカニズムと関係する要因

 鵞足炎は、膝の内側にある「鵞足(がそく)」と呼ばれる部位に炎症が起こることで痛みを感じる障害です。この部分は3つの筋肉の腱が集まる構造になっており、走る・曲げる・踏ん張るといった動作が繰り返されることで負担が蓄積します。オーバーユースだけでなく、姿勢や足の使い方の癖が影響することも多く、日常生活や運動習慣によって症状が変化するのが特徴です。

膝の内側に起こる炎症とその仕組み

 鵞足は「縫工筋」「薄筋」「半腱様筋」という3つの筋肉の腱が集まる部分で、膝を曲げたり内側に動かしたりする際に重要な働きをしています。運動量が多い人や、日常的に膝を使う動作が多い人では、この部位に摩擦や引っ張られるストレスが繰り返し加わり、炎症が起こることで痛みが生じます。

 特に、膝の内側を押すと痛む、階段で違和感が強くなる、走り出しに痛むなどが典型例です。炎症が進むと動作のたびに痛みを感じ、安静時にまで響くケースもあります。痛む部位が比較的はっきりしているため、適切なケアで改善しやすい症状でもあります。

鵞足炎の図解解説

筋肉の伸張ストレスとオーバーユース

 鵞足炎は、特にスポーツの場面で発症することが多く、ランニングやサッカー、バスケットボールなど、膝を繰り返し使う競技でリスクが高まります。同じ動きを続けることで筋肉が伸ばされる回数が増え、腱と骨が擦れる摩擦が生じ、炎症の原因を作ります。

 また、練習量が急に増えた場合や、柔軟性不足の状態で運動を続けた場合もリスクが高まります。筋力不足やフォームの崩れも負担を増やす要因となるため、単なる使いすぎだけではなく、体の使い方全体を見直す必要があります。

悪化させる姿勢・動作の癖

 膝が内側に倒れやすい姿勢(ニーイン)、足首の過度な pronation(つぶれ足)、O脚傾向などは、鵞足部に負担をかけやすく、炎症を悪化させる原因になります。また、膝を曲げたまま体重をかける歩き方や、着地の衝撃が強いランニングフォームも症状を助長します。

 日常生活でも階段を降りる際や、重い荷物を片側だけで持つ習慣などが負担につながることがあります。自分では気づきにくい姿勢の癖が原因になっていることも多く、適切なケアとフォーム改善が症状の改善に大きく影響します。

鵞足炎にみられる症状とチェックのポイント

 鵞足炎では、膝の内側がピンポイントで痛むことが特徴で、運動中だけでなく、階段や歩行時にも症状があらわれることがあります。また、痛みが強くなるにつれて、膝全体が重だるく感じたり、動作の初動で強い違和感が出ることもあります。ここでは症状の特徴と、セルフチェックのポイントを解説します。

 膝内側の痛みや違和感が起こる理由

 鵞足炎で最も多いのは、膝の内側に鋭い痛みや踏み込んだときの違和感が生じる症状です。鵞足部が炎症を起こしているため、押すと痛みが出る点が典型的で、歩行時の体重移動でもストレスがかかり痛みが出ます。

 また、運動後だけでなく、朝起きたときの動き出しにピリッと痛みを感じる人もいます。膝周囲の筋肉の緊張が強くなると、関節の動きが制限され、膝を曲げ伸ばししにくいと感じることもあります。無理に動作を続けると炎症が悪化するため、早めの対策が重要です。

 階段・ランニングで悪化しやすい症状

 鵞足炎は、階段の昇り降りやランニングなど、膝に負荷が集中する動作で痛みが強まりやすい傾向があります。特に下りの階段では体重が膝の内側にかかりやすく、炎症部位にストレスが集中します。また、ランニングの際は着地の衝撃が繰り返し伝わるため、痛みが長引く原因になります。

 症状が進むと運動後に痛みが増し、膝全体が張ったような感覚が続くこともあります。運動中のフォームやシューズ選びが大きく影響するため、改善には環境と動作の調整が必要です。

鵞足炎による膝痛で苦しむ患者さん

 セルフチェックで知る状態の見極め方

 鵞足炎かどうかを簡易的に確認したい場合は、膝の内側を指で押してみて痛みが出るかどうかが目安になります。また、膝を軽く曲げた状態で股関節を内側にひねる動作を行い、同じ部分に痛みが走る場合も鵞足部への負担が疑われます。

 階段を降りるときに痛みが強まる、ランニング後に同じ場所がズキッとするなどの症状が続く場合も注意が必要です。ただし、自己判断だけでは正確に状態を把握できないため、痛みが長引く場合は専門家の評価を受けることが大切です。

 自分でできる鵞足炎のケアと改善方法

 鵞足炎は、自分で行えるケアを継続することで改善が期待できる症状です。運動習慣の見直しや柔軟性を高めるストレッチ、必要に応じたテーピングやサポーターの活用などが有効です。ただし、誤った方法は悪化につながるため、正しいアプローチが重要です。

やさしく行えるストレッチとケア方法

 鵞足炎の改善には、太ももの内側・外側、そして股関節周りの柔軟性を高めるストレッチが効果的です。特に、縫工筋や薄筋といった鵞足部に関係する筋肉をやさしく伸ばすことで、摩擦や張力を軽減できます。

 また、お尻や太もも裏の筋肉を緩めることで膝への負担が減り、症状が和らぎやすくなります。ストレッチは痛みの出ない範囲で行い、呼吸を止めずにゆっくり伸ばすことがポイントです。組織損傷や炎症の状況に応じたケアを取り入れることで回復がスムーズになります。

テーピング・サポーターの活用ポイント

 テーピングやサポーターは、運動時の膝のブレを抑えたり、鵞足部への摩擦を軽減したりする目的で非常に有効です。特に運動を続けたい場合や、日常的に膝の安定感がほしい場合に役立ちます。

 テーピングは関節の動きを補助しながら負担を軽減し、サポーターは長時間の活動に適しています。ただし、これらはあくまで補助的な手段であり、使い続けるだけでは根本改善にはつながりません。痛みがある時期は無理をせず、適切なケアと併用していくことが重要です。

膝痛の為にテーピングする風景

 治らない・長引くときの注意点

 セルフケアを続けても改善が見られない場合、炎症が深部に広がっている、姿勢や歩き方に大きな問題がある、別の膝の疾患を併発しているなどの可能性があります。痛みを我慢して運動を続けると、腱へのダメージが蓄積し、治りにくい状態へ移行することもあります。

 また、自己判断で強いマッサージを行うと逆に悪化するケースもあるため注意が必要です。痛みが長引く場合や、普段より症状が強くなっていると感じた場合は、専門家に相談することで正確な評価と的確な対策が可能になります。

ひまわり接骨院で行う施術とサポート内容

 ひまわり接骨院では、鵞足炎の原因を明確にし、患者様の身体の状態に合わせた施術を行っています。膝だけでなく、股関節や足部の動きまで含めて評価することで、痛みの根本改善と再発予防を目指します。

原因を分析する評価とアプローチ

 まずは膝の状態だけでなく、股関節の可動域や足首の使い方、姿勢バランスなど幅広い視点から原因を分析します。

 鵞足炎は膝だけの問題ではなく、身体全体の連動が乱れた結果として起こるケースが多いため、詳細な評価を行うことで本質的な改善ポイントが明確になります。そのうえで、炎症の状態や筋緊張の程度に応じた施術を選択し、痛みを軽減しながら動作改善へと導きます。

膝・股関節・足部を整える施術法

 施術では、膝まわりの筋肉だけでなく、股関節や足部の動きに関わる筋肉・関節の調整を行います。股関節の柔軟性が高まることで鵞足部への負担が減り、膝の内側の痛みが軽減しやすくなります。

 また、足のアーチ機能が整うことで着地時の衝撃が適切に分散され、症状の再発予防にもつながります。ひまわり接骨院では、身体の状態に合わせた無理のない施術を行い、安心して受けられるケアを提供しています。

再発防止に役立つトレーニング指導

 痛みが落ち着いた後は、再発を防ぐためのトレーニングが大切です。特に、太ももの内側・お尻・体幹の筋力を高めることで、膝が内側に倒れにくい安定した動作が身につきます。

 ひまわり接骨院では、患者様の生活スタイルや運動習慣に合わせて、自宅で継続しやすいエクササイズを提案しています。正しい動作を身につけることで、再び痛みが起こるリスクを大きく減らすことができ、安心して運動や日常生活を送れる身体づくりをサポートします。

ご予約・お問い合わせはこちら

 ひまわり接骨院では、鵞足炎をはじめとした膝周辺の痛みに対して、国家資格者が安全かつ丁寧なアプローチを行っています。初めての方でも安心してご相談いただけるよう、分かりやすく丁寧な説明とカウンセリングを心がけています。

「長く歩けない」「思うように動けない」「日常に支障がある」などのお悩みがあれば、無理せずお早めにご連絡ください。

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