〒213-0002 神奈川県川崎市高津区二子1丁目7−17
リバーサイドマンション杉崎 102 二子新地駅 徒歩3分
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00〜13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ─ |
| 15:00〜19:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ─ |
公開日:2025/11/27
更新日:2025/00/00
ばね指(弾発指)は、指の曲げ伸ばし時に引っかかりや痛みが生じる一般的な疾患です。本ガイドでは、診断方法から最新の治療オプションまで、臨床的に重要な情報を網羅的にご紹介します。
ばね指の診断は臨床的に行われ、特別な検査機器は通常必要ありません。以下の特徴的な症状と診察所見により診断を確定します。
臨床記録のポイント:症状を示す指の特定、左右の区別、症状持続期間、トリガー現象の程度、糖尿病の有無、過去の治療歴、機能への影響度を必ず記録してください。
典型的なばね指(弾発指)の診断には、通常画像検査は必要ありません。しかし、診断が不確実な場合や他の疾患を除外する必要がある場合には、画像診断が有用となります。
超音波検査が第一選択です。高分解能の超音波プローブを使用することで、A1滑車の肥厚【靭帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)】、腱の拡大、腱鞘炎、結節などを静的・動的に評価できます。また、健側の指と比較することで、より正確な診断が可能になります。
典型的症状があり危険徴候がない場合は不要
第一選択として高周波リニアプローブを使用
深部軟部組織腫瘤や複雑な症例でのみ考慮
経皮的リリースや注射の精度向上に活用
軽度から中等度のばね指に対する第一選択治療として、装具療法が推奨されます。中手指節関節(MCP)を中立位で固定することで、腱の安静を保ち、炎症の軽減を図ります。
MCP伸展スプリントまたはオーバル8型の装着開始。1日8時間以上の使用を目標とします。
活動制限と腱滑走運動の併用。日常生活での反復的な把持動作を避けます。
症状の改善度を評価。約50-65%の患者さんで症状解消が期待できます。
効果が不十分な場合、次のステップ(注射療法等)を検討します。
※「無作為化試験では、1年時点で装具療法単独とステロイド注射の間に臨床的に重要な差は認められず、装具療法が妥当な第一選択であることが支持されています。」
副腎皮質ステロイド注射は、短期的な症状改善において高い効果を示します。A1滑車部の屈筋腱鞘内に局所麻酔薬とステロイドの混合液を注入することで、炎症を直接抑制します。
単回注射での成功率は約56-64%と報告されており、プラセボや他の非外科的治療と比較して優れた効果を示します。ただし、再発率は個人差があり、特に糖尿病患者さんでは効果が低下する傾向があります。
効果発現時期:症状改善までの期間 1~3週間 です。
反復注射により累積的な成功率は向上しますが、同一指への注射は生涯で2回までが一般的な推奨です。3回以上の注射は、腱損傷などの合併症リスクを高める可能性があります。
注射後に手術を検討する場合は、感染リスクを考慮し、注射から約3ヶ月間の期間を空けることが推奨されます。適切な解剖学的配置と無菌操作が重要です。
保存的治療で効果が得られない場合、または進行した病態では、外科的治療が推奨されます。手術は根治的な治療法であり、高い成功率と低い再発率を誇ります。
保存的治療失敗後の持続症状、固定屈曲変形、診断不確実性、高リスク患者における多指病変が該当します。
伝統的な根治的治療法。A1滑車を切断する術式。症状解消率が高く、再発率が低い標準的手術です。6-12ヶ月後の再発リスクは注射の約17%です。
超音波ガイド下で行う低侵襲手術。成功率約94%と高い効果を示し、早期機能回復が期待できます。
各治療法の再発率を比較すると、外科的治療の優位性が明確です。開放手術は最も低い再発率を示しますが、経皮的リリースも優れた結果を提供し、より早い回復が期待できます。
再発率:滑車解放術:5%、経皮的リリース:8%、ステロイド注射:35%
合併症は経験豊富な術者により実施される場合まれですが、一過性の疼痛、感染、神経損傷、腱損傷などのリスクが存在します。
従来の治療法に加え、近年さまざまな新しい治療アプローチが研究されています。これらの方法は、まだ大規模な臨床試験での確立には至っていませんが、一部の患者さんで有益性が示されています。
腱滑走法、活動修正、専門的な手技療法は推奨される補助療法です。リスクが低く、日常生活での自己管理にも役立ちます。
非侵襲的な物理療法として注目されています。一部の研究で症状改善が報告されていますが、標準治療としての確立にはさらなる研究が必要です。
経皮的処置の精度を大幅に向上させます。統合分析では非ガイド法より高い成功率を示し、合併症リスクの低減にも寄与します。
「新興治療法については、一部の研究で有益性が示されていますが、広範な採用には大規模な高品質試験が必要です。患者さんと十分に相談し、エビデンスレベルを理解した上で選択することが重要です。」
反復的な強い把持動作や高振動工具の使用を避けてください
夜間または日中のMCP伸展スプリントを指示通りに使用します
1日数回、スプリントを一時的に外して優しく運動を行います
必要に応じてパラセタモールやNSAIDsを使用できます
4-6週間の継続使用が標準です。
数日から数週間で効果が現れます。
経皮的リリースでは数日、開放手術では2-4週間で機能回復が期待できます。
多くの患者さんで非手術的治療により改善が得られます。注射療法では再発の可能性があり、糖尿病患者さんでは効果が低下することがあります。
手術は最も持続的な選択肢であり、95%以上の患者さんで良好な長期成績が報告されています。
初回治療開始後、4-8週間後に経過観察を行います。症状が悪化した場合は早期に再診してください。
複数回の注射や長期の装具療法後も改善しない場合は、専門医への紹介を検討します。
[1]
P. A. Simpson, “Management of stenosing flexor tenosynovitis in primary care,” Singapore Medical Journal, vol. 64, no. 4, pp. 255–255, Jan. 2023, doi: 10.4103/singaporemedj.smj-2021-262.
[2]
B. M. A. Huisstede, P. Hoogvliet, J. H. Coert, and J. Fridén, “Multidisciplinary Consensus Guideline for Managing Trigger Finger: Results From the European HANDGUIDE Study,” Physical Therapy, vol. 94, no. 10, pp. 1421–1433, Oct. 2014, doi: 10.2522/PTJ.20130135.
[3]
R. Amirfeyz et al., “Evidence-based management of adult trigger digits:,” Journal of Hand Surgery (European Volume), vol. 42, no. 5, pp. 473–480, June 2017, doi: 10.1177/1753193416682917.
[4]
A. H. Makkouk, M. E. Oetgen, C. R. Swigart, and S. D. Dodds, “Trigger finger: etiology, evaluation, and treatment,” Current Reviews in Musculoskeletal Medicine, vol. 1, no. 2, pp. 92–96, June 2008, doi: 10.1007/S12178-007-9012-1.
[5]
E. Pedrosa et al., “Efetividade do tratamento não cirúrgico na recuperação do movimento do dedo em gatilho - tenossinovite estenosante”, doi: 10.5102/2965-7121.v.1.n1.05.
[6]
E. P. Johnson, J. Stelzer, A. B. Romero, and J. R. Werntz, “Recognizing and treating trigger finger.,” Journal of Family Practice, vol. 70, no. 7, pp. 334–340, Sept. 2021, doi: 10.12788/JFP.0239.
[7]
P. Joldersma, “Trigger finger/tendovaginitis stenosans (TVS),” pp. 95–104, Jan. 2020, doi: 10.1007/978-90-368-2422-4_13.
[8]
P.-C. Shen et al., “Comparative effectiveness of various treatment strategies for trigger finger by pairwise meta-analysis:,” Clinical Rehabilitation, vol. 34, no. 9, pp. 1217–1229, June 2020, doi: 10.1177/0269215520932619.
[9]
M. Ryzewicz and J. M. Wolf, “Trigger digits: principles, management, and complications.,” Journal of Hand Surgery (European Volume), vol. 31, no. 1, pp. 135–146, Jan. 2006, doi: 10.1016/J.JHSA.2005.10.013.
[10]
E. R. Ricarte-Almeida et al., “Evidence in treatment of trigger finger: a review,” International Surgery Journal, vol. 10, no. 10, pp. 1727–1731, Sept. 2023, doi: 10.18203/2349-2902.isj20232872.
[11]
T. Bridges, E. Ohliger, and J. M. Kistler, “Trigger Finger: Evaluation, Management, and Outcomes,” vol. 1, no. 1, Mar. 2023, doi: 10.58616/surgicoll.00003.
[12]
Y. Liang, L. Chen, Y. Cui, C. Du, Y. Xu, and L. Yin, “Ultrasound-guided acupotomy for trigger finger: a systematic review and meta-analysis,” Journal of Orthopaedic Surgery and Research, vol. 18, pp. 1–11, Sept. 2023, doi: 10.1186/s13018-023-04127-3.
[13]
H. Cheng-zhi, C. Xue-lei, W. Lin, Q. Wei-kai, D. Yong-li, and Z. Yong, “Effectiveness of Shockwave Therapy for Stenosing Tenosynovitis: A Meta-Analysis”, doi: 10.13210/j.cnki.jhmu.20191009.002.
[14]
S. B. Fleisch, K. P. Spindler, and D. H. Lee, “Corticosteroid injections in the treatment of trigger finger: a level I and II systematic review.,” Journal of The American Academy of Orthopaedic Surgeons, vol. 15, no. 3, pp. 166–171, Mar. 2007, doi: 10.5435/00124635-200703000-00006.
[15]
D. Donati et al., “From diagnosis to rehabilitation of trigger finger: a narrative review,” BMC Musculoskeletal Disorders, vol. 25, no. 1, Dec. 2024, doi: 10.1186/s12891-024-08192-5.
[16]
A. A. Salunke, “Corticosteroid Injection for the Treatment of Trigger Finger: A Meta-Analysis of Randomised Control Trials,” The journal of hand surgery, vol. 27, no. 01, pp. 89–97, Feb. 2022, doi: 10.1142/s242483552250014x.
長引いた痛みを一人で治すのは困難なことが多いです。
困ったときは自身で判断せずに適切な処置を受けるために専門家に相談しましょう。
もし、お近くにお住まいで、困っているならば、一度ひまわり接骨院までお問い合わせください。腰痛・坐骨神経痛の専門家の新幡が、ご相談に乗ります。
気軽にご相談ください。
営業日カレンダー
| 2025年11月 | ||||||
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 | ||||||
お電話でのお問合せ・相談予約
<受付時間>
月~土
9:00〜13:00 /15:00〜19:00
※日曜・祝日は除く
フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。
〒213-0002
神奈川県川崎市高津区二子1丁目7−17 リバーサイドマンション杉崎 102
二子新地駅 徒歩3分
駐車場:近隣にコインパーキングあり。自転車・バイクは店舗前に駐輪場がございます。
月~土
9:00〜13:00 /15:00〜19:00
日曜・祝日