〒213-0002 神奈川県川崎市高津区二子1丁目7−17

リバーサイドマンション杉崎 102 二子新地駅 徒歩3分

  日祝
9:00〜13:00
15:00〜19:00
お気軽にお問合せ・ご相談ください
044-299-9707

恐怖回避思考と慢性腰痛に関係

公開日:2026/02/02
更新日:2026/00/00

腰痛で動くの怖くて引きこもっている

 本レポートは、慢性腰痛(CLBP)における恐怖回避思考(Fear-Avoidance Beliefs: FAB)の心理学的メカニズムと運動療法介入に関する最新の国際的研究エビデンスを包括的にレビューするものです。

  120件の関連論文から厳選された上位30件の高関連性研究を分析した結果、恐怖回避思考は慢性腰痛の発症と維持において中心的な役割を果たし、破局的思考(catastrophizing)、運動恐怖症(kinesiophobia)、自己効力感などの心理学的要因を介して疼痛関連障害を悪化させることが明らかになりました。

  エビデンスは、曝露療法(exposure in vivo)、段階的活動(graded activity)、認知行動療法(CBT)を組み合わせた運動プログラムが恐怖回避思考を効果的に低減し、機能改善と疼痛軽減をもたらすことを示しています。

 ここでは、これらの心理学的メカニズム、介入方法、臨床的意義、および今後の研究方向性について詳述します。



序論

 慢性腰痛(Chronic Low Back Pain: CLBP)は、世界中で最も一般的な筋骨格系疾患の一つであり、個人の生活の質を著しく低下させ、社会経済的負担をもたらす重大な公衆衛生上の問題である。従来、慢性腰痛は主に生物医学的観点から理解されてきたが、近年の研究により、心理社会的要因、特に恐怖回避思考(Fear-Avoidance Beliefs: FAB)が慢性化プロセスにおいて中心的な役割を果たすことが明らかになっている

 

 恐怖回避思考とは、疼痛や身体活動に対する誇張された恐怖と、それに伴う回避行動を特徴とする認知的・行動的パターンである。患者は疼痛を身体的損傷の兆候として誤解釈し、疼痛を悪化させる可能性があると考える活動を回避する。この回避行動は短期的には疼痛を軽減するかもしれないが、長期的には身体的デコンディショニング、筋力低下、可動域制限を引き起こし、結果として疼痛と障害の悪循環を形成する 。

本レポートの目的

 本レポートの目的は、慢性腰痛における恐怖回避思考の心理学的メカニズムを包括的に検討し、これらの信念に対処する運動療法介入の有効性を評価することである。具体的には、以下の5つの重点領域に焦点を当てる:

 

  • 恐怖回避の心理学的メカニズム
  • 恐怖回避思考の発症と維持プロセス
  • 恐怖回避に対処する運動療法介入
  • 国際的研究の視点とエビデンス
  • 臨床的意義と今後の方向性

 

 本レビューは、複数のデータベース(SciSpace、Google Scholar、PubMed)から収集された120件の関連論文から、AI駆動型の関連性ランキングにより選出された上位30件の高品質研究に基づいている。これらの研究は、ランダム化比較試験(RCT)、系統的レビュー、媒介分析研究を含み、恐怖回避思考と慢性腰痛に関する最新かつ包括的なエビデンスを提供する。


理論的基盤と心理学的メカニズム

恐怖回避モデルの概要

 恐怖回避モデル(Fear-Avoidance Model)は、急性疼痛が慢性疼痛へと移行するプロセスを説明する主要な理論的枠組みである。このモデルによれば、疼痛経験に対する個人の認知的評価が、その後の行動と長期的な転帰を決定する重要な要因となる。

 Marshall et al. の研究は、恐怖回避モデルの中核的メカニズムを明確に示している。このモデルでは、誇張された疼痛知覚が活動に対する高まった恐怖と回避を引き起こし、それが障害と心理的苦痛に寄与すると仮定される。重要なことに、破局的思考(catastrophizing)は疼痛と恐怖の関係を媒介し、疼痛に対する誇張された否定的解釈として定義される。この研究では、恐怖、破局的思考、抑うつが疼痛と障害の関係を有意に媒介することが示された(p<0.001)。

 

 Pérez-Fernández et al. は、恐怖回避モデルが慢性腰痛における破局的思考、運動恐怖症(kinesiophobia)、回避信念の相互作用を説明することを強調している。身体機能と心理的要因の相互作用が慢性腰痛の発症と維持に寄与し、自己効力感は知覚される困難さや恐怖と負の相関を示す一方、疼痛破局的思考は正の相関を示す。

破局的思考と運動恐怖症

 破局的思考(pain catastrophizing)は、恐怖回避思考の発症と維持において中心的な役割を果たす認知的プロセスである。複数の研究が、破局的思考が疼痛関連恐怖と障害の重要な媒介変数であることを実証している 。

 Leeuw et al. の多施設ランダム化比較試験では、疼痛関連恐怖が慢性腰痛の発症と維持に寄与する可能性があることが示された。曝露療法(exposure in vivo)は、疼痛破局的思考と活動の有害性知覚を減少させることに優れており、これらの減少が機能障害と主訴の改善を媒介することが明らかになった。

 重要な研究知見: Cashin et al. の媒介分析研究は、教育と段階的感覚運動再訓練介入の効果を検討し、疼痛破局的思考、運動恐怖症、疼痛自己効力感が介入の疼痛と障害への効果を媒介する変数であることを特定した。

 疼痛に対しては、腰痛の結果に関する信念(-0.96)、疼痛破局的思考(-0.49)、疼痛自己効力感(-0.37)が最大の媒介効果を示した。

 障害に対しては、腰痛の結果に関する信念(-1.66)、疼痛破局的思考(-1.06)、疼痛自己効力感(-0.84)が最大の媒介効果を示した。

 運動恐怖症(kinesiophobia)は、疼痛を引き起こす可能性のある動作や再損傷に対する過度な恐怖として定義され、恐怖回避思考の重要な構成要素である 。Stanković et al. は、慢性腰痛が心理的・行動的変化、特に圧倒的な運動恐怖と回避行動を引き起こす可能性があることを強調している。

自己効力感と統制の所在

 自己効力感(self-efficacy)と統制の所在(locus of control)は、恐怖回避思考と密接に関連する心理学的構成概念である。これらの要因は、患者が疼痛管理と回復に対してどの程度コントロール感を持っているかを反映する。

 

 Braddockの研究は、内的統制の所在(internal locus of control: ILOC)の増加が恐怖回避思考の減少の有意な予測因子であることを示した(p=0.002)。患者が自身の非特異的慢性腰痛管理をコントロールでき、責任を持てると信じさせることが、恐怖回避思考の減少と関連していた。6週間の理学療法認知行動プログラムは、恐怖回避思考(p<0.001)、疼痛強度(p<0.001)、障害(p<0.001)を有意に改善し、これらの効果は6ヶ月間持続した。重要なことに、健康統制の所在(HLOC)の変化は恐怖回避思考の変化の31.9%の分散を説明した。

 

 Mbada et al. は、McKenzieプロトコルと動的持久力運動の組み合わせが疼痛自己効力感信念(Pain Self-Efficacy Belief: PSEB)に有意に高い正の効果をもたらすことを報告している。心理社会的要因が長期的腰痛と結果的な障害のリスクを永続化させることを認識し、恐怖回避行動、疼痛自己効力感信念、腰痛結果信念に対する介入の効果を調査した。


・「統制の所在」(Locus of Control:LOC):は、自分の人生や行動の成果が『結果を自己責任と捉える「内的統制」』にあるか『運や他人のせいにしやすい「外的統制」』にあるかという意識の傾向です。

媒介メカニズムと因果経路

 恐怖回避思考が慢性腰痛に及ぼす影響を理解するためには、媒介メカニズムと因果経路を明らかにすることが重要である。複数の研究が、心理学的要因が疼痛と障害の関係を媒介する具体的な経路を特定している 。

 Marshall et al. の研究では、破局的思考が疼痛と恐怖の関係を媒介し(B=0.37, 95% CI 0.15 to 0.62)、総効果の53%を説明することが示された。さらに、破局的思考の媒介効果は週単位の身体活動に条件付けられており、週単位の活動を報告する者にとって有意であった(B=1.31, 95% CI 0.44 to 2.23)。これは、身体活動が破局的思考の疼痛-障害への媒介効果を調整できることを示唆している。

 

 Jong et al. は、教育と曝露療法の異なる役割を検討し、教育後に疼痛関連恐怖と破局的思考の改善が生じることを発見した。さらなる改善は、教育に続いて曝露療法が実施された場合に見られ、操作的段階的活動中には見られなかった。日常活動のパフォーマンスは曝露療法条件でのみ有意に改善し、疼痛強度の有意な減少を含むすべての改善は、曝露療法を受けた患者においてのみ6ヶ月フォローアップ時に維持された。

 

Vlaeyen et al. の研究は、恐怖回避思考と運動恐怖が慢性腰痛における身体パフォーマンスと疼痛障害の強力な予測因子であることを示した。疼痛関連恐怖と疼痛破局的思考の改善は曝露療法中にのみ生じ、段階的活動中には生じなかった。疼痛関連恐怖の減少は、疼痛障害と疼痛警戒の減少、身体活動レベルの増加と一致し、すべての改善は1年フォローアップ時に維持された。


恐怖回避思考の発症と維持メカニズム

 恐怖回避思考の発症から悪循環の形成までのプロセス。認知的解釈、回避行動、悪循環の3つの段階が相互に影響し合っている。

認知的解釈プロセス

 恐怖回避思考の発症は、疼痛経験に対する認知的解釈プロセスから始まる。Taulaniemi et al. は、恐怖回避が侵害受容を脅威として認知的に解釈することから発展し、疼痛を引き起こすと予想される身体活動や運動の過度な警戒と回避につながることを説明している。

 

 この認知的解釈プロセスは、個人が疼痛を身体的損傷や危険の信号として誤解釈する場合に特に問題となる。Rainville et al. は、恐怖回避思考が慢性腰痛における運動恐怖症などのメカニズムを通じて作用し、運動転帰を調整することを示している。患者は疼痛を悪化させる可能性があると信じる活動を避けるようになり、この回避行動が長期的な問題を引き起こす。

 

 Al-Obaidi et al. の研究は、介入前の恐怖回避思考、特に恐怖回避思考質問票(Fear Avoidance Beliefs Questionnaire: FABQ)の身体活動サブスケールでの高スコア(≥29)が、慢性腰痛患者の否定的転帰を予測することを示した。高FABQスコアを持つ被験者は、否定的転帰の尤度比が3.78であった。これは、恐怖回避思考が治療転帰に実質的な影響を及ぼすことを示している。

 回避行動と身体的デコンディショニング

 恐怖回避思考が確立されると、患者は疼痛を引き起こすと予想される活動を体系的に回避するようになる。この回避行動は、短期的には疼痛を軽減するかもしれないが、長期的には身体的デコンディショニング、筋力低下、柔軟性の喪失、姿勢異常を引き起こす

 

  • 回避行動の影響
  • デコンディショニング
  • 筋肉の高緊張
  • 筋肉の伸展性不足
  • 可動性の喪失
  • 姿勢異常

 

 Diezemann-Prößdorfは、患者が症状を身体的危険として誤解釈し、さらなる潜在的な身体的損傷と疼痛増強を防ぐために負荷を避けることを説明している。この保護行動により、デコンディショニング、筋肉の高緊張、筋肉の伸展性不足、可動性の喪失、姿勢異常が生じ、疼痛の維持に寄与する。

 

 Leonhardt et al. は、高齢者における恐怖回避思考が障害につながる可能性があることを示し、恐怖回避モデルに基づく段階的曝露治療を開発した。治療後、破局的思考(ES = 0.91)と回避信念(ES = 1.37)の有意な減少が見られ、これらの改善は疼痛強度の減少と身体能力の増加と関連していた。

 悪循環の形成

 恐怖回避思考、回避行動、身体的デコンディショニングの相互作用は、疼痛と障害の悪循環を形成する。この悪循環は、疼痛の慢性化と機能障害の増大を促進する。

 

 Marshall et al. は、恐怖回避モデルが誇張された疼痛知覚が活動に対する高まった恐怖と回避を引き起こし、それが障害と心理的苦痛に寄与すると仮定することを説明している。破局的思考は疼痛と恐怖の関係を媒介し、恐怖、破局的思考、抑うつが疼痛と障害の関係を有意に媒介する。

 

 Taulaniemi et al. は、恐怖回避思考が治療効果に影響を及ぼし、亜急性腰痛における不良転帰を予測することを報告している。自己効力感と疼痛恐怖は運動アドヒアランスを損なう内的要因である。運動介入、特にピラティス型の介入は、肯定的な動作経験を提供することで恐怖回避思考を減少させ、疼痛レベルを低減する可能性がある。

 臨床的示唆: この悪循環を断ち切るためには、恐怖回避思考に直接対処し、患者が安全に活動を再開できるよう支援する介入が必要である。次のセクションでは、このような介入アプローチについて詳述する。


運動療法介入アプローチ

痛みに惑わされずに活動する腰痛患者さん

曝露療法(Exposure in Vivo)

 曝露療法(exposure in vivo)は、恐怖回避思考に対処するための最も効果的な介入の一つとして確立されている。この治療法は、患者が恐れている活動に段階的かつ制御された方法で曝露されることを含み、恐怖反応の消去と活動に対する信頼の再構築を目指す 。

 

 Leeuw et al. の多施設ランダム化比較試験は、曝露療法と操作的段階的活動を比較し、85名の中等度から高度の疼痛関連恐怖を報告する慢性腰痛患者を対象とした。曝露療法は疼痛破局的思考と活動の有害性知覚を減少させることに優れていることが示された。両治療条件は機能障害と主訴の改善において同等に効果的であったが、グループ差は曝露療法を支持してほぼ統計的有意性に達した。重要なことに、曝露療法の段階的活動に対する機能障害と主訴への効果は、破局的思考と活動の有害性知覚の減少によって媒介された。

 

  • 曝露療法の効果:疼痛関連恐怖と破局的思考の改善は曝露療法中にのみ生じ、段階的活動中には生じなかった
  • 長期的効果:すべての改善は1年フォローアップ時に維持された
  • 身体活動の増加:疼痛関連恐怖の減少は身体活動レベルの増加と一致

     

 Vlaeyen et al.は、曝露療法のさらなる有効性のエビデンスを提供した。この研究では、曝露療法は個別に調整された、恐怖を引き起こす、階層的に順序付けられた身体動作を含んでいた。疼痛関連恐怖と疼痛破局的思考の改善は、治療順序に関係なく、曝露療法中にのみ生じ、段階的活動中には生じなかった。疼痛関連恐怖の減少は、疼痛障害と疼痛警戒の減少、身体活動レベルの増加と一致し、すべての改善は1年フォローアップ時に維持された。

 

 Jong et al.は、教育と曝露療法の相対的な寄与を検討した。単一の教育セッション後に疼痛関連恐怖と破局的思考の改善が生じたが、さらなる改善は教育に続いて曝露療法が実施された場合に見られ、操作的段階的活動中には見られなかった。日常活動のパフォーマンスは曝露療法条件でのみ有意に改善し、疼痛強度の有意な減少を含むすべての改善は、曝露療法を受けた患者においてのみ6ヶ月フォローアップ時に維持された。

 

 Leonhardt et al. は、高齢者を対象とした標準化された段階的曝露治療を開発し、恐怖回避モデルに基づいて訓練された理学療法士による個別療法として提供された。この治療は身体能力を有意に増加させ(ES = 0.95, P = .008)、疼痛強度を減少させた(P = .029)。また、破局的思考(ES = 0.91, P = .021)と回避信念(ES = 1.37, P = .001)を減少させた。

段階的活動プログラム

 段階的活動(graded activity)プログラムは、患者の現在の能力レベルから開始し、疼痛レベルに関係なく、事前に設定された目標に向かって活動レベルを徐々に増加させる操作的条件付けアプローチである。

 

 Cohen et al.は、慢性腰痛に対する積極的なクォータベース運動アプローチについて説明している。この方法論は、身体能力の客観的定量化、これらのパラメータを変更することを目的とした治療、効果判定と肯定的フィードバックのための再定量化に依存している。治療の主な目標は、疼痛性腰部軟部組織の機能を改善し、日常活動に腰を使用することに対する患者の恐怖を減少させることである。障害を減少させ、疼痛に関する恐怖と信念を変更することにより、患者は生活の質において意味のある改善を達成できる。

 

 Kernan et al. は、慢性腰痛患者における運動恐怖症の測定に対するクォータベース運動アプローチに関連する観察された転帰を報告している。このアプローチは、疼痛に関係なく、事前に決定された活動目標を達成することに焦点を当てている。

 

 Korff et al. は、プライマリケアと理学療法設定における慢性腰痛に対する活性化介入の試験を実施した。この介入は、患者が活動レベルを徐々に増加させ、恐怖回避行動を克服することを支援することを目的としていた。

 

 

・クォータベース運動アプローチ(Quota-based exercise approach/pacing):痛みの有無に関わらず、あらかじめ設定した「クォータ(ノルマ・目標量)」を達成することを優先する行動・運動療法。「痛いときに休んで、痛くないときに過剰に動く」という悪循環を断ち安定した活動を可能にする。

認知行動療法統合型運動プログラム

 認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy: CBT)を運動プログラムと統合することは、恐怖回避思考に対処するための包括的なアプローチとして広く認識されている。

 

 Monticone et al. の研究は、認知行動療法と運動訓練を組み合わせた長期的な学際的プログラムの効果を評価した。このプログラムは5週間の指導段階を持ち、その後12ヶ月と24ヶ月の評価が行われた。認知行動療法と運動に基づく長期的な学際的プログラムは、慢性腰痛患者の障害、恐怖回避思考、疼痛を有意に減少させ、生活の質を向上させた。これらの効果は運動単独よりも優れており、臨床的に明白で、介入後少なくとも1年間持続した。線形混合モデル分析は、すべての主要および副次的転帰について顕著なグループ、時間、相互作用効果を示した(P常に<0.001)。

 

 Stanković et al. は、個別設計運動(Individually Designed Exercises: IDE)と認知行動治療の組み合わせが、恐怖回避行動と運動恐怖症を持つ慢性腰痛患者の症状を有意に減少させることを示した。グループ1(IDE+CBT併用)とグループ2(IDEのみ)において、治療後および3ヶ月後にFABQph、FABQw、TSKスコアの統計的に有意な減少が観察され、グループ1がより良い結果を示した(p <0.001)。

 

 Tran et al. は、認知行動療法と理学療法の組み合わせが、理学療法単独と比較して、慢性腰痛患者の疼痛緩和、心理的状態、運動恐怖症、日常機能においてより大きな向上をもたらすことを報告している。

 

 Braddock の6週間の理学療法認知行動慢性腰痛プログラムは、恐怖回避思考(p<0.001)、疼痛強度(p<0.001)、障害(p<0.001)を有意に改善し、これらの効果は6ヶ月間持続した。このプログラムは患者の健康統制の所在を変更することを目的とし、患者が自身の非特異的慢性腰痛管理をコントロールでき、責任を持てると信じさせることを目指した。

その他の革新的アプローチ

 近年、恐怖回避思考に対処するための革新的なアプローチが開発されている。これらには、疼痛神経科学教育(Pain Neuroscience Education: PNE)、感覚運動再訓練、特定の安定化運動、ピラティス型神経筋運動などが含まれる。

 

 Cashin et al.は、12週間の臨床セッションによる教育と段階的感覚運動再訓練の介入を評価した。この治療は腰痛の結果に関する信念、疼痛破局的思考、疼痛自己効力感を標的とした。介入は疼痛と障害に有意な影響を及ぼし、腰痛の結果に関する信念、疼痛破局的思考、疼痛自己効力感が最大の媒介効果を示した。

 

 Taulaniemi et al.は、6ヶ月間の修正ピラティス型神経筋運動(Neuromuscular Exercise: NME)プログラムを実施した。参加者は週2回、24週間で合計48セッションの運動を目指した。このプログラムは中立的な腰椎姿勢の制御と筋力・持久力の発達に焦点を当てた。運動プログラムは身体活動関連(FAB-PA)および仕事関連(FAB-W)の恐怖回避思考の両方を減少させ、用量反応が観察された(高アドヒアランスでFAB-PA p=0.006、FAB-W p=0.016)。

 

 Rabiei et al. は、疼痛神経科学教育に続く運動制御運動と集団ベース運動を比較した。両グループはすべての転帰測定において有意な改善を示したが、疼痛神経科学教育と運動制御運動は集団ベース運動と比較して疼痛強度と障害の減少においてより優れているようであった。

 

 Ikwuanusi et al.は、恐怖回避思考を持つ慢性腰痛患者に対する特定の安定化運動治療後の転帰の決定因子を調査した。この研究は、特定の運動アプローチが恐怖回避思考を持つ患者に対して有益である可能性があることを示唆している。


主要研究知見と比較分析

介入効果の比較

 複数の研究が異なる介入アプローチの相対的効果を比較しており、恐怖回避思考と慢性腰痛に対する最適な治療戦略についての洞察を提供している。

曝露療法 vs. 段階的活動

 Leeuw et al. の研究では、曝露療法と段階的活動は機能障害と主訴の改善において同等に効果的であったが、曝露療法は疼痛破局的思考と活動の有害性知覚を減少させることにおいて明確に優れていた。約半数の患者が主訴と機能障害において臨床的に関連する改善を報告したが、後者の転帰についてはグループ差が曝露療法を支持してほぼ有意であった。

CBT統合型プログラム vs. 運動単独

 Monticone et al. は、認知行動療法と運動を組み合わせた長期的な学際的プログラムが運動単独よりも優れていることを示した。このプログラムは障害、恐怖回避思考、疼痛を有意に減少させ、生活の質を向上させ、これらの効果は介入後少なくとも1年間持続した(P常に<0.001)。

個別設計運動+CBT vs. 運動単独

 Stanković et al. は、個別設計運動と認知行動治療の組み合わせが運動単独よりも優れた結果をもたらすことを報告した。FABQph、FABQw、TSKスコアの統計的に有意な減少が両グループで観察されたが、併用グループがより良い結果を示した(p <0.001)。

疼痛神経科学教育+運動制御運動

 Rabiei et al.の研究では、両グループがすべての転帰測定において有意な改善を示したが、疼痛神経科学教育と運動制御運動は疼痛強度と障害の減少においてより優れているようであった。ただし、恐怖回避思考と自己効力感については2グループ間で有意差は観察されなかった。

McKenzieプロトコル+持久力運動

 Mbada et al.は、McKenzieプロトコル単独、または静的もしくは動的背部伸筋持久力運動との組み合わせが、恐怖回避行動、疼痛自己効力感信念、腰痛結果信念に対して同等の効果を持つことを示した。すべてのレジメンがベースライン、4週、8週にわたってこれらの転帰パラメータに有意な効果を示した(p < 0.05)。McKenzieプロトコルへの動的持久力運動の追加は、疼痛自己効力感信念に有意に高い正の効果をもたらした。

媒介効果分析

 媒介分析は、介入が恐怖回避思考と慢性腰痛転帰に影響を及ぼすメカニズムを理解するために重要である。複数の研究が、心理学的要因が治療効果を媒介する具体的な経路を特定している。

破局的思考の媒介役割

 Marshall et al. は、破局的思考が疼痛と恐怖の関係を媒介し(B=0.37, 95% CI 0.15 to 0.62)、総効果の53%を説明することを示した。さらに、破局的思考の媒介効果は週単位の身体活動に条件付けられており、週単位の活動を報告する者にとって有意であった(B=1.31, 95% CI 0.44 to 2.23)。これは、身体活動が破局的思考の疼痛-障害への媒介効果を調整できることを示唆している。

複数の媒介変数

 Cashin et al. の媒介分析は、教育と段階的感覚運動再訓練介入の効果を検討した。疼痛に対しては、7つのメカニズムのうち4つが介入の効果を媒介し、腰痛の結果に関する信念(-0.96)、疼痛破局的思考(-0.49)、疼痛自己効力感(-0.37)が最大の媒介効果を示した。障害に対しては、7つのメカニズムのうち5つが効果を媒介し、腰痛の結果に関する信念(-1.66)、疼痛破局的思考(-1.06)、疼痛自己効力感(-0.84)が最大の媒介効果を示した。共同媒介が疼痛と障害の両方に対する介入効果のほとんどを説明した。

活動の有害性知覚

 Leeuw et al. は、曝露療法の段階的活動に対する機能障害と主訴への効果が、破局的思考と活動の有害性知覚の減少によって媒介されることを示した。これは、患者が活動を有害でないと認識するようになることが、機能改善の重要なメカニズムであることを示唆している。

統制の所在

 Braddock は、健康統制の所在の変化が恐怖回避思考の変化の31.9%の分散を説明することを報告した。内的統制の所在の増加は恐怖回避思考の減少の有意な予測因子であった(p=0.002)。ただし、健康統制の所在は疼痛強度や障害の減少の予測因子ではなかった。

長期的効果と持続性

 介入の長期的効果と持続性は、臨床実践において重要な考慮事項である。複数の研究が、恐怖回避思考に対処する介入の持続的な利益を実証している。

6ヶ月フォローアップ

 Jong et al.は、曝露療法を受けた患者において、疼痛強度の有意な減少を含むすべての改善が6ヶ月フォローアップ時に維持されることを示した。Braddock [19]の研究でも、6週間の理学療法認知行動プログラムによる恐怖回避思考、疼痛強度、障害の改善が6ヶ月間持続した。

 

1年フォローアップ

 Vlaeyen et al. は、曝露療法による疼痛関連恐怖と疼痛破局的思考の改善が1年フォローアップ時に維持されることを報告した。疼痛関連恐怖の減少は、疼痛障害と疼痛警戒の減少、身体活動レベルの増加と一致し、すべての改善が1年フォローアップ時に維持された。

12-24ヶ月フォローアップ

 Monticone et al. の研究は、認知行動療法と運動を組み合わせた長期的な学際的プログラムの効果が、介入後12ヶ月と24ヶ月の評価で持続することを示した。これらの効果は運動単独よりも優れており、臨床的に明白で、少なくとも1年間持続した。

 これらの知見は、恐怖回避思考に対処する介入、特に曝露療法や認知行動療法を統合したプログラムが、短期的な改善だけでなく、長期的な利益をもたらすことを示している。


考察

エビデンスの統合

 本レビューで検討された研究からのエビデンスは、恐怖回避思考が慢性腰痛の発症、維持、治療転帰において中心的な役割を果たすという一貫した見解を提供している。複数の研究が、恐怖回避思考が破局的思考、運動恐怖症、自己効力感の低下などの心理学的メカニズムを通じて作用し、疼痛関連障害を悪化させることを実証している 。

心理学的メカニズムの中心性

 恐怖回避モデルは、急性疼痛が慢性疼痛へと移行するプロセスを説明する堅固な理論的枠組みを提供する 。このモデルの中核は、疼痛経験に対する認知的評価が、その後の行動と長期的な転帰を決定するという概念である。破局的思考は特に重要な媒介変数として浮上しており、疼痛と恐怖の関係を媒介し、総効果の53%を説明する。尺度:ADHDスクリーニングに用いられるが、特に不注意型ADHDが主症状の場合、慎重な解釈が必要

介入の有効性

 曝露療法、段階的活動、認知行動療法統合型運動プログラムなど、複数の介入アプローチが恐怖回避思考を効果的に減少させることが示されている。曝露療法は疼痛破局的思考と活動の有害性知覚を減少させることにおいて特に優れており、認知行動療法を運動と組み合わせることで、運動単独よりも優れた長期的効果が得られる 。

媒介メカニズムの重要性

 媒介分析は、介入が恐怖回避思考と慢性腰痛転帰に影響を及ぼす具体的な経路を明らかにしている。腰痛の結果に関する信念、疼痛破局的思考、疼痛自己効力感が一貫して重要な媒介変数として特定されており 、これらの心理学的要因を標的とすることが治療成功の鍵であることを示唆している。

長期的効果の持続性

 重要なことに、恐怖回避思考に対処する介入の効果は長期的に持続することが示されている。曝露療法による改善は1年フォローアップ時に維持され、認知行動療法統合型プログラムの効果は12-24ヶ月持続する 。これは、これらの介入が単なる症状の一時的緩和ではなく、持続的な行動変容と認知的再構築をもたらすことを示唆している。

臨床実践への示唆

 本レビューの知見は、慢性腰痛患者の臨床管理に対して重要な示唆を提供する。

包括的評価の必要性

 臨床医は、慢性腰痛患者の評価において、身体的要因だけでなく、恐怖回避思考、破局的思考、運動恐怖症、自己効力感などの心理学的要因を体系的に評価すべきである。恐怖回避思考質問票(FABQ)、Tampa運動恐怖症尺度(TSK)、疼痛破局的思考尺度(PCS)などの標準化された評価ツールを使用することで、これらの要因を定量化し、治療計画に役立てることができる。

個別化された介入アプローチ

 患者の恐怖回避思考のレベルと特性に基づいて、介入アプローチを個別化すべきである。高度の恐怖回避思考を持つ患者には、曝露療法や認知行動療法統合型プログラムがより適切である可能性がある。一方、中等度の恐怖回避思考を持つ患者には、段階的活動や教育的アプローチが効果的である可能性がある 。

学際的アプローチの重要性

 エビデンスは、認知行動療法と運動療法を組み合わせた学際的アプローチが、単一モダリティの介入よりも優れた転帰をもたらすことを強く支持している。理学療法士、心理学者、医師などの多職種チームによる協働的ケアが、恐怖回避思考を持つ慢性腰痛患者の最適な管理に推奨される。

教育の役割

 疼痛神経科学教育や恐怖回避モデルに関する教育は、患者が自身の症状を理解し、恐怖と回避の悪循環を断ち切るための重要な第一歩である。教育は単独でも恐怖回避思考を減少させることができるが、曝露療法や運動と組み合わせることでより大きな効果が得られる。

長期的フォローアップ

 介入の効果が長期的に持続することを確保するために、定期的なフォローアップと継続的な支援が重要である。患者が学んだスキルと戦略を日常生活に統合し、再発を防ぐための継続的なサポートを提供すべきである。

研究の限界と課題

 本レビューで検討された研究には、いくつかの限界と課題が存在する。

異質性

 研究間で介入の内容、期間、頻度、評価方法に相当な異質性が存在する。これにより、研究間の直接的な比較が困難になり、最適な介入プロトコルを決定することが難しくなっている。

サンプルサイズと統計的検出力

 一部の研究、特にパイロット研究は、小さなサンプルサイズを持ち、統計的検出力が限られている可能性がある [5]。より大規模な多施設研究が、介入の効果を確認し、一般化可能性を高めるために必要である。

文化的・地理的多様性

 本レビューに含まれる研究は主に西洋諸国からのものであり、文化的・地理的多様性が限られている。恐怖回避思考と慢性腰痛の関係は文化的要因によって影響を受ける可能性があり、異なる文化的背景における研究が必要である。

長期的フォローアップの不足

 多くの研究が6-12ヶ月のフォローアップを報告しているが、より長期的な転帰(2年以上)を評価する研究は限られている。慢性腰痛の長期的管理における介入の持続的効果を理解するために、より長期的なフォローアップ研究が必要である。

メカニズムの理解

 媒介分析は介入が作用する経路についての洞察を提供しているが、恐怖回避思考が慢性腰痛に影響を及ぼす神経生物学的および心理生理学的メカニズムについては、さらなる研究が必要である。

個別化の最適化

 どの患者がどの介入から最も利益を得るかを予測する要因についての理解は限られている。精密医療アプローチを開発し、患者の特性に基づいて最適な介入を選択するための研究が必要である。


今後の研究方向性と推奨事項

 本レビューの知見に基づき、以下の研究方向性と推奨事項を提案する。

標準化された介入プロトコルの開発

 曝露療法、段階的活動、認知行動療法統合型運動プログラムの標準化されたプロトコルを開発し、研究間の比較可能性を高め、臨床実践への実装を促進すべきである。

精密医療アプローチの開発

 患者の心理学的プロファイル、疼痛特性、生物学的マーカーに基づいて、最適な介入を選択するための予測モデルを開発すべきである。機械学習やその他の高度な分析手法を使用して、治療反応を予測する要因を特定することが有望である。

神経生物学的メカニズムの解明

 機能的MRI、脳波、その他の神経画像技術を使用して、恐怖回避思考が慢性腰痛に影響を及ぼす神経生物学的メカニズムを解明すべきである。これにより、より標的化された介入の開発が可能になる。

デジタルヘルス技術の活用

 バーチャルリアリティ、モバイルアプリ、ウェアラブルデバイスなどのデジタルヘルス技術を活用して、恐怖回避思考に対処する介入の提供とモニタリングを改善すべきである [21]。これらの技術は、介入のアクセシビリティを向上させ、リアルタイムのフィードバックを提供し、長期的なアドヒアランスを促進する可能性がある。

文化的適応と多様性

 異なる文化的背景における恐怖回避思考と慢性腰痛の関係を調査し、文化的に適応された介入を開発すべきである。これにより、介入の一般化可能性と有効性が向上する。

費用対効果分析

 恐怖回避思考に対処する異なる介入アプローチの費用対効果を評価し、医療資源の最適な配分を決定すべきである。これは、政策立案者と医療提供者が証拠に基づいた意思決定を行うために重要である。

予防的介入

 急性腰痛患者における恐怖回避思考の発症を予防するための早期介入を開発し、評価すべきである。早期の心理教育と認知行動的戦略が、慢性化を防ぐ可能性がある。

長期的転帰研究

 2年以上の長期的フォローアップを含む研究を実施し、介入の持続的効果と慢性腰痛の長期的管理における役割を評価すべきである。

実装科学研究

 恐怖回避思考に対処する証拠に基づいた介入を臨床実践に効果的に実装するための戦略を開発し、評価すべきである。実装の障壁と促進要因を特定し、実装戦略の有効性を評価することが重要である。

多施設共同研究

 大規模な多施設共同研究を実施し、介入の効果を確認し、一般化可能性を高め、サブグループ分析を可能にすべきである。国際的な研究ネットワークの構築が、この目標の達成に役立つ。


結論

 本包括的レビューは、恐怖回避思考が慢性腰痛の発症、維持、治療転帰において中心的な役割を果たすという強力なエビデンスを提供している。恐怖回避モデルは、疼痛経験に対する認知的評価が回避行動、身体的デコンディショニング、疼痛と障害の悪循環につながるプロセスを説明する堅固な理論的枠組みを提供する。

 

 破局的思考、運動恐怖症、自己効力感の低下などの心理学的メカニズムは、恐怖回避思考が慢性腰痛に影響を及ぼす重要な媒介変数として特定されている。これらの要因を標的とする介入、特に曝露療法、段階的活動、認知行動療法統合型運動プログラムは、恐怖回避思考を効果的に減少させ、疼痛、障害、生活の質において有意な改善をもたらすことが示されている。

 

 重要なことに、これらの介入の効果は長期的に持続し、6ヶ月から2年のフォローアップで維持されることが実証されている。これは、恐怖回避思考に対処することが、単なる症状の一時的緩和ではなく、持続的な行動変容と認知的再構築をもたらすことを示唆している。

 

 臨床実践においては、慢性腰痛患者の包括的評価に恐怖回避思考とその他の心理学的要因を含め、患者の個別的ニーズに基づいて介入を調整し、認知行動療法と運動療法を組み合わせた学際的アプローチを採用することが推奨される。教育は患者が自身の症状を理解し、恐怖と回避の悪循環を断ち切るための重要な第一歩であり、曝露療法や運動と組み合わせることでより大きな効果が得られる。

 

 今後の研究は、標準化された介入プロトコルの開発、精密医療アプローチの構築、神経生物学的メカニズムの解明、デジタルヘルス技術の活用、文化的適応、費用対効果分析、予防的介入、長期的転帰研究、実装科学研究、多施設共同研究に焦点を当てるべきである。これらの研究方向性は、恐怖回避思考と慢性腰痛に関する理解を深め、より効果的で個別化された介入の開発を促進し、最終的には慢性腰痛患者の転帰を改善することに貢献するであろう。

 

 本レビューは、恐怖回避思考が慢性腰痛の理解と管理において無視できない要因であることを明確に示している。心理学的要因を身体的治療と統合することにより、臨床医は慢性腰痛患者により包括的で効果的なケアを提供し、疼痛と障害を減少させ、生活の質を向上させることができる。


参考文献

[1] Vanlommel L, et al. The effects of a physical rehabilitation program on kinesiophobia, fear avoidance beliefs and pain catastrophizing thoughts in persons with chronic low back pain.

[2] Leeuw M, et al. Exposure in vivo versus operant graded activity in chronic low back pain patients: Results of a randomized controlled trial. Pain. 2008. DOI: 10.1016/J.PAIN.2007.12.009

[3] Rainville J, et al. Fear-avoidance beliefs and pain avoidance in low back pain—translating research into clinical practice. The Spine Journal. 2011. DOI: 10.1016/J.SPINEE.2011.08.006

[4] Marshall PWM, et al. Physical activity and the mediating effect of fear, depression, anxiety, and catastrophizing on pain related disability in people with chronic low back pain. PLOS ONE. 2017. DOI: 10.1371/JOURNAL.PONE.0180788

[5] Leonhardt C, et al. Graded exposure for chronic low back pain in older adults: A pilot study. Journal of Geriatric Physical Therapy. 2017. DOI: 10.1519/JPT.0000000000000083

[6] Al-Obaidi SM, et al. The relationship of anticipated pain and fear avoidance beliefs to outcome in patients with chronic low back pain who are not receiving workers' compensation. Spine. 2005. DOI: 10.1097/01.BRS.0000160848.94706.83

[7] Cashin AG, et al. Mechanisms of education and graded sensorimotor retraining in people with chronic low back pain: a mediation analysis. Pain. 2023. DOI: 10.1097/j.pain.0000000000002978

[8] Mbada CE, et al. Comparative efficacy of three active treatment modules on psychosocial variables in patients with long-term mechanical low-back pain: a randomized-controlled trial. 2015. DOI: 10.1186/S40945-015-0010-0

[9] Stanković A, et al. Overcoming fear avoidance behaviors and kinesiophobia in patients with chronic low back pain. Facta Universitatis. 2022. DOI: 10.22190/fumb220719005s

[10] Monticone M, et al. Effect of a long-lasting multidisciplinary program on disability and fear-avoidance behaviors in patients with chronic low back pain: results of a randomized controlled trial. The Clinical Journal of Pain. 2013. DOI: 10.1097/AJP.0B013E31827FEF7E

[11] Marshall PWM, et al. Changes in Pain Self-Efficacy, Coping Skills, and Fear-Avoidance Beliefs in a Randomized Controlled Trial of Yoga, Physical Therapy, and Education for Chronic Low Back Pain. Pain medicine (Malden, Mass.). 2022. DOI: 10.1093/pm/pnab318

[12] Vlaeyen JWS, et al. The treatment of fear of movement/(re)injury in chronic low back pain: further evidence on the effectiveness of exposure in vivo. The Clinical Journal of Pain. 2002. DOI: 10.1097/00002508-200207000-00006

[13] Monticone M, et al. Effect of a Long-lasting Multidisciplinary Program on Disability and Fear-Avoidance Behaviors in Patients With Chronic Low Back Pain:: Results of a …

[14] Cohen I, et al. Aggressive Exercise as Treatment for Chronic Low Back Pain. Sports Medicine. 2002. DOI: 10.2165/00007256-200232010-00004

[15] Jong JR, et al. Fear of movement/(re)injury in chronic low back pain: education or exposure in vivo as mediator to fear reduction? The Clinical Journal of Pain. 2005. DOI: 10.1097/00002508-200501000-00002

[16] Tran DQ, et al. Effects of cognitive behavioral therapy combined with physical therapy on improving outcomes in chronic low back pain. Journal of Physical Therapy Science. 2025. DOI: 10.1589/jpts.37.291

[17] Wertli MM, et al. Fear-avoidance beliefs—a moderator of treatment efficacy in patients with low back pain: a systematic review. The Spine Journal. 2014. DOI: 10.1016/J.SPINEE.2014.02.033

[18] Taulaniemi A, et al. Fear-avoidance beliefs are associated with exercise adherence: secondary analysis of a randomised controlled trial (RCT) among female healthcare workers with recurrent low back pain. Sports Medicine, Arthroscopy, Rehabilitation, Therapy & Technology. 2020. DOI: 10.1186/S13102-020-00177-W

[19] Braddock M. Does a physiotherapy cognitive behavioural chronic low back pain programme alter patients' health locus of control? 2016.

[20] Pérez-Fernández T, et al. Fear and difficulty perceived when visualizing therapeutic exercise in patients with chronic low back pain: A cross-sectional study. Journal of exercise rehabilitation. 2015. DOI: 10.12965/JER.150232

[21] Manivannan S, et al. Pain Apprehension Reactivation of Movement (PARAM): A Virtual Reality–Driven Cognitive Reconditioning Model for Movement-Related Fear in Chronic Pain Rehabilitation. 2024. DOI: 10.48047/13z65272

[22] Ikwuanusi EN, et al. Determinants of outcomes for patients with chronic low back pain and fear-avoidance beliefs following treatment with specific stabilisation exercises. Journal of Back and Musculoskeletal Rehabilitation. 2023. DOI: 10.3233/bmr-230312

[23] Ben-Ami E, et al. Increasing Recreational Physical Activity in Patients With Chronic Low Back Pain: A Pragmatic Controlled Clinical Trial. Journal of Orthopaedic & Sports Physical Therapy. 2017. DOI: 10.2519/JOSPT.2017.7057

[24] Ashiyat Z, et al. Effect of stabilization exercise on fear avoidance belief of patients with non-specific chronic low back pain. INDIAN JOURNAL OF PHYSICAL THERAPY. 2015.

[25] Von Korff M, et al. A trial of an activating intervention for chronic back pain in primary care and physical therapy settings. Pain. 2005. DOI: 10.1016/J.PAIN.2004.11.007

[26] Kernan T, et al. Observed outcomes associated with a quota-based exercise approach on measures of kinesiophobia in patients with chronic low back pain. Journal of Orthopaedic & Sports Physical Therapy. 2007. DOI: 10.2519/JOSPT.2007.2480

[27] Lotzke H, et al. Use of the PREPARE (PREhabilitation, Physical Activity and exeRcisE) program to improve outcomes after lumbar fusion surgery for severe low back pain: a study protocol of a person-centred randomised controlled trial. BMC musculoskeletal disorders. 2016. DOI: 10.1186/s12891-016-1203-8

[28] Preece A, et al. Cognitive Muscular Therapy™ for low back pain: a pilot study. Musculoskeletal science & practice. 2025. DOI: 10.1016/j.msksp.2025.103415

[29] Rabiei P, et al. Comparing Pain Neuroscience Education Followed by Motor Control Exercises With Group-Based Exercises for Chronic Low Back Pain: A Randomized Controlled Trial. Pain Practice. 2021. DOI: 10.1111/PAPR.12963

[30] Diezemann-Prößdorf A. Fear Avoidance bei chronischen Rückenschmerzen. Ärztliche Psychotherapie und psychosomatische Medizin. 2024. DOI: 10.21706/aep-19-2-75

関連記事

各種診療ガイドラインの関連記事

当院の治療方法に興味があるなら

ごあいさつ

院長の新幡です

 長引いた痛みを一人で治すのは困難なことが多いです。

 困ったときは自身で判断せずに適切な処置を受けるために専門家に相談しましょう。

 もし、お近くにお住まいで、困っているならば、一度ひまわり接骨院までお問い合わせください。腰痛・坐骨神経痛の専門家の新幡が、ご相談に乗ります。

 気軽にご相談ください。

お気軽にお問合せ・ご相談ください

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
044-299-9707

受付時間:月~土 9:00〜13:00 /15:00〜19:00
定休日:日曜・祝日

新着情報・お知らせ

2026/01/21
2026年 2月のお休み
 
平常通り営業致します。

11(水)・23(月)は祝日の為、お休みなります。
 
日・祝休み
2025/12/01
2026年1月のお休み
 
年始は
1月5日(月)から
開始させて頂きます。
 
12日(月・祝)はお休みになります。
日・祝休み
2025/11/17
 身体の痛みの各種ガイドラインの倉庫に新しい記事を公開しました。脊柱管狭窄症患者さん向けの診療ガイドライン
2025/11/20
 身体の痛みの各種ガイドラインの倉庫に新しい記事を公開しました。「腰部椎間板ヘルニア患者さん向け診療ガイドライン
 

お気軽にお問合せください

営業日カレンダー

2026年1月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
が定休日です。
2026年2月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
が定休日です。

お電話でのお問合せ・相談予約

044-299-9707

<受付時間>
月~土
9:00〜13:00 /15:00〜19:00
※日曜・祝日は除く

フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。

ひまわり接骨院

住所

 〒213-0002 
神奈川県川崎市高津区二子1丁目7−17 リバーサイドマンション杉崎 102

アクセス

二子新地駅 徒歩3分 
駐車場:近隣にコインパーキングあり。自転車・バイクは店舗前に駐輪場がございます。

受付時間

月~土 
9:00〜13:00 /15:00〜19:00

定休日

日曜・祝日