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腰椎椎間板ヘルニア|手術はしない方がいいケースとは?
身体への負担を抑える方法も解説

公開日:2025/09/21
更新日:2026/05
/27

腰椎椎間板ヘルニアで辛い思いをしている女性

 腰椎椎間板ヘルニアと診断されると、「手術を受けた方がいいのか」「このまま様子を見ても大丈夫なのか」と不安を感じる方は少なくありません。

 実際には、すべてのケースで手術が選択されるわけではなく、身体の状態を確認しながら保存的な対応が検討される場合もあります。

 本記事では、ヘルニアで保存的な対応が検討されるケースや、手術後に不安を感じる背景、日常生活で身体への負担を減らす考え方について解説します。

 

目次

  1. 腰椎椎間板ヘルニアで手術を勧められると不安になる理由

    1. 「手術しかない」と言われて悩む人が多い背景

    2. 椎間板ヘルニアによる不調は多くの場合、手術なしで改善していく

 

  1. 腰椎椎間板症ヘルニアで保存的な対応が検討されるケース

    1. 身体状態が安定しているケース

    2. 日常生活への影響が大きくないケース

    3. 画像所見のみで判断されているケース

       

  2. 逆に医療機関のみで判断されるケース

    1. 筋力低下や排尿障害がある場合

    2. 長期間不調が続いている場合

 

  1. 腰椎椎間板ヘルニア術後に不安を感じる背景とは

    1. 術後も違和感が続くと感じる理由

    2. 生活習慣によって腰まわりへ負担がかかることもある

    3. 「思っていた状態と違う」と感じるケースもある

 

  1. 身体への負担を抑えるために重要なこと

    1. 痛みのある部分だけを確認しないことが重要

    2. 骨格・姿勢・筋肉バランスへの配慮

    3. セルフケアや日常動作の見直しも大切

 

  1. 当院で行う身体への負担を配慮した施術の特徴

    1. 身体への負担に配慮したやさしい施術

    2. 身体全体のバランスを確認する方針

    3. 通院頻度と身体状態の確認について

    4. 日常生活まで含めたサポート体制

 

  1. 腰椎椎間板ヘルニアで不安を感じている方へ

    1. 手術を急ぐ前に身体状態を確認することも大切

    2. 不安が強い場合は専門家へ相談を 
       

ヘルニアで手術を勧められると不安になる理由

 ヘルニアと診断されると、「すぐ手術が必要なのでは」と不安になる方もいます。しかし、症状の程度や生活への影響によって対応方法は異なります。まずは、手術に対して不安を感じやすい背景を確認していきましょう。

「手術しかない」と言われて悩む人が多い背景

 病院で椎間板ヘルニアと説明を受けると、画像検査の結果から説明を受けます。すると、画像の異常=症状と因果関係で解釈してしまいがちです。そう解釈すると、手術で椎間板の出っ張り(ヘルニア)を取り除くことが唯一の解決方法ということになります。

  ただし、画像上でヘルニアが確認されても、現在の不調と必ず一致しているとは限りません。科学的事実に基づくと、画像所見と症状の関係は因果関係ではなく、相関関係になります。

 実際には、”炎症””や”筋肉の萎縮や変性”の方が症状との関連性が強いことがわかっています。

 そのため、画像だけで判断するのではなく、病歴や身体所見なども含めて総合的に判断することが重要です。

ヘルニアによる不調は多くの場合、手術なし改善していく

 ヘルニアによる腰や脚の違和感は、多くの場合、保存療法によって改善していきます。

 手術は、術後すぐの症状の改善は大きいですが、1年ほどの長期では、保存療法と差が無くなります。

 現在では、画像所見と症状の関連性が強くないことや、長期成績で手術と保存療法を比べた際に、差が小さいことから、痛みやしびれであれば、保存療法が選択されるのが通常です。

 ただし、症状が強くなる場合や生活への支障が大きい場合には、早めに医療機関へ相談することが重要です。

ヘルニアで保存的な対応が検討されるケース

 ヘルニアと診断されても、まずは保存療法が選択されます。ここでは、保存的な対応が検討される代表的なケースを紹介します。

身体状態が安定しているケース

 感覚や筋力の麻痺がなく、痛み・しびれの場合には、保存的な対応を行いながら経過を確認します。

 保存的な対応では、運動療法、徒手療法、痛み教育、心理療法が第一選択肢です。そして、身体への負担を減らすために、活動量の調整や生活の見直しも重要です。

 また、リハビリでは、腰だけでなく、骨盤や股関節、背中など全身のバランスを確認することも重要です。

日常生活への影響が大きくないケース

 多少の違和感や痛みがあっても、歩行や仕事、家事などが大きく制限されていない場合には、まず生活習慣の見直しを優先するケースがあります。

 特に、長時間同じ姿勢が続く生活や、前かがみ姿勢が多い環境では、腰まわりへの負担が蓄積しやすくなります。そのため、身体への負担を減らす工夫を行いながら経過をみることもあります。

画像所見のみで判断されているケース

 MRIなどでヘルニアが確認されると不安になりますが、画像上の変化と身体の不調が一致しないケースが多くあります。

 そのため、画像だけで判断するのではなく、現在の身体状態や生活状況を含めて総合的に確認することが大切です。特に、姿勢バランスや筋肉の緊張状態が関係している場合には、身体全体に配慮した施術が選択されることもあります。

逆に医療機関への早めの相談が重要なケース

 保存的な対応が検討されるケースもありますが、症状によっては早めに医療機関へ相談した方がよい場合もあります。自己判断だけで様子を見るのではなく、身体状態を適切に確認することが重要です。

 

筋力低下や排尿障害がある場合

 足に力が入りにくい、つまずきやすい、排尿しづらいなどの変化がある場合には注意が必要です。これらは身体状態の変化が強く出ている可能性もあるため、早めに医療機関へ相談することが推奨されます。

 特に、急激な変化がある場合には、自己判断のみで対応せず、専門家へ相談しながら状況を確認することが重要です。

長期間不調が続いている場合

 一定期間、生活習慣の見直しや身体への配慮を続けても、不調が長引いている場合には、別の視点から身体状態を確認する必要があるケースもあります。

 また、仕事や日常生活への影響が強い場合には、無理を続けることで身体への負担が増える可能性もあります。そのため、早めに専門家へ相談しながら、自分に合った対応方法を検討することが大切です。

ヘルニア手術後に不安を感じる背景とは

 ヘルニアの手術は、医師の判断のもとで行われる医療行為ですが、術後に不安を感じる方もいます。ここでは、手術後に不調が残ったと感じる背景や、日常生活との関係について解説します。

 

術後も違和感が続くと感じる理由

 手術後の身体状態には個人差があり、すぐに日常生活が楽になる方もいれば、違和感が残ると感じる方もいます。

 その背景には、喫煙歴、術前に十分なリハビリを行ったか、症状の持続期間が影響します。

 更に、長期間続いた身体への負担や、筋肉の緊張、姿勢バランスの偏りなどが関係している場合もあります。また、腰まわりだけでなく、股関節や背中など全身の使い方が影響しているケースもあります。

 そのため、手術後も身体全体の状態に配慮しながら生活習慣を見直していくことが大切です。

生活習慣によって腰まわりへ負担がかかることもある

 長時間のデスクワークや前かがみ姿勢、偏った身体の使い方などが続くと、腰まわりへの負担が増えやすくなります。

例えば、以下のような生活習慣には注意が必要です。

・長時間同じ姿勢を続ける

・片側ばかりに重心をかける

・運動不足が続く

・無理な姿勢で作業を行う

 このような習慣が続くことで、身体全体のバランスが崩れ、腰まわりに負担が集中する場合があります。そのため、日常生活の見直しも重要なポイントになります。

「思っていた状態と違う」と感じるケースもある

 手術後に「もっと早く楽になると思っていた」と感じる方もいます。これは、術前に抱いていたイメージ(期待値の高さ)と、実際の身体状態との間に差があるためです。

 また、身体状態は生活習慣や日常動作の影響も受けるため、手術だけでなく、その後の身体管理も重要になります。無理を続けず、身体に配慮した生活を継続することが大切です。

身体への負担を抑えるために重要なこと

 ヘルニアによる不調に対しては、腰だけを見るのではなく、身体全体の状態を確認することが大切です。身体への負担を減らすためには、姿勢や筋肉バランス、生活習慣などを総合的に考える必要があります。

痛みのある部分だけを確認しないことが重要

 症状の発症や重症度に影響する筋肉の変性(脂肪浸潤)は、内臓脂肪などの体脂肪から放出される炎症物質が引き金になって起こります。メカニカルなストレスだけでなく、全身の代謝の影響も受けています。

 また、身体の面でも、腰や脚に違和感があっても、原因がその部分だけにあるとは限りません。骨盤の傾きや股関節の硬さ、姿勢バランスの偏りなどが、腰まわりへの負担につながっている場合もあります。

 そのため、全身の代謝や身体全体の動きや姿勢を確認しながら、身体バランスを整えるサポートを行う考え方が重要です。

骨格・姿勢・筋肉バランスへの配慮

 長時間の座り姿勢や猫背姿勢が続くと、腰まわりへの負担が増えやすくなります。そのため、身体の使い方や姿勢習慣を見直すことが大切です。

 また、筋肉の緊張が強い状態では、身体が動かしづらくなる場合もあります。過度に刺激を加えるのではなく、身体状態に配慮しながら施術を行うことが重要とされています。

 身体全体のバランスに配慮しながら日常生活を整えることで、腰まわりへの負担軽減につながる可能性があります。

セルフケアや日常動作の見直しも大切

 施術だけでなく、日常生活での身体の使い方を見直すことも重要です。特に、無意識の姿勢習慣が身体への負担につながっているケースは少なくありません。

例えば、以下のような点を意識することが大切です。

・長時間同じ姿勢を避ける

・軽いストレッチを取り入れる

・股関節まわりも動かす

・座り姿勢や立ち姿勢を見直す

 日常生活で身体への負担を減らすことが、腰まわりのケアにもつながります。無理のない範囲で継続していくことが大切です。

 

当院で行う身体への負担に配慮した施術の特徴

 当院では、腰まわりだけを見るのではなく、身体全体の状態や日常生活の習慣も確認しながら施術を行っています。身体への負担に配慮しながら、無理の少ない方法でサポートを行っている点が特徴です。

身体への負担に配慮したやさしい施術

 腰まわりの不調が強い時期には、強い刺激によって身体へ負担がかかる場合もあります。そのため、この院では無理に強く押したり矯正したりするのではなく、身体状態に配慮しながら施術を行っています。

 筋肉や関節の動き、姿勢バランスなどを確認しながら、一人ひとりの状態に合わせて施術内容を調整しています。刺激の少ない施術を希望される方にも相談しやすい環境づくりを大切にしています。

身体全体のバランスを確認する方針

 腰の不調があっても、身体への負担は腰だけに原因があるとは限りません。骨盤の傾き、股関節の動き、姿勢習慣、筋肉バランスなどが関係しているケースもあります。

 そのため、当院では不調のある部分だけを見るのではなく、身体全体の動きやバランスを確認しながら施術方針を考えています。身体全体に配慮しながらサポートを行うことで、日常生活での負担軽減を目指しています。

通院頻度と身体状態の確認について

 身体状態には個人差がありますが、週1〜3回程度の来院を提案するケースがあります。特に、腰まわりへの負担が強い場合には、身体状態を確認しながら継続的にサポートを行うことがあります。

 その後は、身体状態や生活状況に合わせて来院頻度を調整しながら、日常生活での身体管理をサポートしていきます。短期間での大きな変化を断定するのではなく、身体状態を確認しながら段階的に進めていく方針を大切にしています。

日常生活まで含めたサポート体制

 腰まわりへの負担は、日常生活の姿勢や身体の使い方とも関係しています。そのため、当院では施術だけでなく、日常生活で身体への負担を減らすためのアドバイスも行っています。

 例えば、座り姿勢や立ち姿勢、身体の動かし方、セルフケア方法などを提案し、自宅でも身体管理を継続しやすいようサポートしています。身体全体のバランスに配慮しながら、無理の少ない生活習慣づくりを大切にしています。

ヘルニアで不安を感じている方へ

 ヘルニアと診断されると、「このままで大丈夫なのか」「手術を受けるべきなのか」と不安を感じる方も少なくありません。しかし、身体状態や生活状況によって対応方法は異なります。

手術を急ぐ前に身体状態を確認することも大切

 手術が必要になるケースもありますが、一方で多くの場合は身体状態を確認しながら保存的な対応が行われます。

 特に、日常生活がある程度送れている場合には、姿勢や身体の使い方、生活習慣を見直すことで、身体への負担を減らせる可能性があります。焦って結論を出すのではなく、自分の身体状態を確認しながら対応方法を考えることが大切です。

不安が強い場合は専門家へ相談を

 ヘルニアによる不調は人によって異なり、適切な対応方法も変わります。インターネット上には多くの情報がありますが、身体状態によっては一般的な情報だけでは判断が難しい場合もあります。

 特に、しびれが強くなる場合や筋力低下がみられる場合には、早めに医療機関へ相談することが重要です。一方で、「できるだけ身体への負担に配慮した方法を検討したい」という場合には、保存的な対応について専門家へ相談することも選択肢の一つです。

 身体状態を適切に確認しながら、自分に合った方法を検討していくことが大切です。

まとめ

 ヘルニアと診断されても、すべてのケースで手術が必要になるわけではありません。多くの場合、保存的な対応が第一選択肢です。

 一方で、筋力低下や排尿障害など、早めに医療機関へ相談した方がよいケースもあるため、自己判断のみで様子を見ることは避ける必要があります。

 また、腰まわりへの負担には、姿勢や身体の使い方、生活習慣などが関係している場合もあります。そのため、不調のある部分だけでなく、身体全体の状態に配慮しながら日常生活を見直すことが重要です。

 「手術を受けるべきか迷っている」「身体への負担に配慮した方法を検討したい」という方は、専門家へ相談しながら、自分に合った対応方法を確認していくことが大切です。

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