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運動不足が腰痛リスクに与える影響

公開日:2026/03/29
更新日:2026
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運動不足と腰痛の真実:動くことで背中を守る

 余暇時間の運動不足(身体不活動)や座りすぎの習慣が腰痛のリスクにどのような影響を与えるかを調査した疫学研究のまとめです。

 研究データによると、適度な運動は慢性的な腰痛の発症率を約11〜16%低下させる一方、長時間のデスクワークや運転は症状を悪化させる要因となります。

 肥満や喫煙といった生活習慣も痛みの発生に深く関わっており、これらを考慮した包括的な健康管理が重要です。

 日常的な座り時間をわずか1時間でも活動的な習慣に置き換えることで、将来的な腰痛の軽減が期待できると示唆されています。

 全体として、ウォーキングや筋力トレーニングを無理のない範囲で継続することが、背部疾患の予防と改善に有効であると結論付けています。


目次

  1. 運動不足が腰痛に与える影響

    1. 腰痛発症リスクの増加

    2. 脊椎への構造的な悪影響

    3. 運動によるリスク軽減効果

    4. 注意点と補足

 

 

 

  1. 激し過ぎる運動が腰痛リスクを高めるのはなぜですか?

    1. 「最適な範囲」を超えた過剰な負荷

    2. 急激な強度の増加

    3. 身体的負担の質(仕事と余暇の違い)

    4.  構造的な影響

    5. まとめ

 

 

 

  1. 肥満や喫煙は腰痛リスクをどのくらい高めるか知りたいです。

    1. 肥満(および過体重)の影響

    2. 喫煙の影響

    3. リスク管理における重要性

    4. まとめ

 

  1. 背筋の脂肪蓄積を抑えるにはどのような筋トレが効果的ですか?

    1. 推奨される運動のタイプ

    2. 身体活動量と背筋の関係

    3. 脂肪蓄積を抑えるためのアプローチ

    4. まとめ

       

  1. 参考文献

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運動不足が腰痛に与える影響

 運動不足(身体不活動)や座りすぎの習慣は、腰痛の発症リスクを高めるだけでなく、症状の重症化や身体構造の変化にも密接に関連しています。

腰痛発症リスクの増加

 運動不足、特に**座りっぱなしの行動(セデンタリー行動)**は腰痛と明確な関連があります。

  • 座り仕事と運転の影響: 1日中座って過ごすことは腰痛のオッズを1.19倍高め、特に職場での座り仕事は1.47倍長時間の運転は2.03倍までリスクを引き上げることが報告されています
     
  • 既存症状への影響: すでに腰痛を抱えている人の場合、1日に3時間以上座り続ける習慣は、腰痛に関連する生活上の障害(ディスアビリティ)をさらに悪化させる要因となります

脊椎への構造的な悪影響

 運動不足は、単に筋肉が衰えるだけでなく、脊椎(背骨)の構造そのものに以下のような悪影響を及ぼす可能性が指摘されています

  • 椎間板の変化: 身体活動量が低いことは、**椎間板が狭くなる(薄くなる)**ことに関連しています
     
  • 筋肉の質の低下: 活動不足は、背筋(傍脊柱筋)への脂肪蓄積を招くことが観察されており、これが痛みや障害を媒介していると考えられています

運動によるリスク軽減効果

 逆に、運動不足を解消し、適度な活動を取り入れることでリスクを顕著に下げることができます。

  • 慢性腰痛の予防: ウォーキングやスポーツなどの適度なレジャー活動を習慣にすることで、慢性腰痛のリスクを10〜16%低減させることが可能です
     
  • わずかな活動の置き換え: 1日の座っている時間を1時間だけでも身体活動に充てることで、将来的な腰痛リスクを約2〜8%減少させることができます
     
  • 最適な運動量: 週に1,801〜2,400 MET-min(日常生活や運動の合計量)の活動を維持することが、腰痛リスクを最小限に抑えるための理想的な範囲とされています

注意点と補足

  • 肥満と喫煙の相乗効果: 運動不足に加え、**肥満(オッズ比1.719)や喫煙(オッズ比1.28)**は腰痛リスクをさらに高める要因となるため、これらを統合的に管理することが推奨されています
     
  • 逆の因果関係: 痛みがあるから動かなくなるという「逆の因果関係」も考えられるため、無理のない範囲でウォーキングや軽い活動から段階的に始めることが、低コストで効果的な戦略となります

デスクワークや運転など、座り過ぎが腰に与える影響は?

 デスクワークや運転など、長時間座り続ける習慣(セデンタリー行動)は、腰痛のリスクを高め、既存の腰痛を悪化させる要因となることが、提供された資料から明らかになっています。

 主な影響とリスクについては以下の通りです。

腰痛リスクの増加

  • デスクワークと運転の影響: 職場での座り仕事は腰痛の発生率を約1.47倍高め、長時間の運転にいたっては約2.03倍まで高めるという分析結果があります
     
  • 全体的な傾向: 1日の大半を座って過ごすことは、腰痛の発生やそれに伴う機能障害と「小規模から中程度」の関連があることが示されています

 すでに腰痛がある場合への影響

  • 障害の重症化: すでに腰痛を抱えている人の場合、1日に3時間以上座り続けると、腰痛に関連する生活上の障害(ディスアビリティ)が悪化する傾向があります

身体への構造的な影響

  • 活動量の低下と座りすぎは、脊椎の構造にも悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。具体的には、椎間板が薄くなる(狭くなる)、あるいは背筋に脂肪がつきやすくなるといった変化が観察されており、これが痛みや障害を媒介していると考えられています

 対策と改善のヒント

 参考文献では、座りすぎの影響を軽減するための具体的な方法も推奨されています。
  • 座る時間を活動に置き換える: 1日のうち1時間だけでも、座っている時間を身体活動に充てることで、将来的な腰痛リスクを約2〜8%減少させることができます
     
  • 定期的な余暇活動: ウォーキング、スポーツ、筋力トレーニングなどの適度な運動を習慣にすることで、慢性腰痛のリスクを10〜16%低減できる可能性があります
     
  • 段階的な改善: 仕事中の座る時間を減らす介入(スタンディングデスクの導入など)は、筋肉や骨格の痛みを軽減する効果があることが報告されています

 注意点

 これらの関連性は、肥満や喫煙といった他の要因によっても左右されます。また、腰痛があるから動かなくなるという「逆の因果関係」も考えられるため、無理のない範囲で、ウォーキングや軽い運動から少しずつ活動量を増やしていくことが、腰痛予防と管理において推奨されています

腰痛リスクを下げるにはどのくらいの運動量が必要ですか?

 腰痛リスクを効果的に下げるために必要な運動量について、参考文献ではいくつかの具体的な指標が示されています。

 最もリスクが低くなる「最適な運動量」の目安は以下の通りです。

目指すべき運動量の目安

  • 週あたりの目標: 大規模な調査データによると、1週間あたりの活動量が1,801〜2,400 MET-min(メット・分)の範囲にある時に、腰痛の発症リスクが最も低くなる(リスクが約36%減少する)ことが示されています

※MET-minは、運動強度(METs)に時間を掛け合わせた単位で、これには日常生活での軽い動き、中程度の運動、激しい運動のすべてが含まれます
 

  • 慢性腰痛のリスク軽減: 定期的に中程度の余暇活動(ウォーキング、スポーツ、筋力トレーニングなど)を行っている人は、全く行わない人に比べて、頻繁な腰痛や慢性腰痛のリスクが約10〜16%低くなると報告されています

小さな改善から得られるメリット

 まとまった運動時間を確保できない場合でも、日常のわずかな変化が効果をもたらします。
 

  • 1時間の置き換え: 1日のうち、座っている時間を1時間だけでも身体活動に充てることで、将来的な腰痛リスクを約2〜8%減少させることができます
     
  • ウォーキングの効果: ウォーキングの量が多い人ほど腰痛のリスクが低い傾向にあり、最も多く歩くグループは、最も歩かないグループに比べて腰痛のオッズが約0.69倍(約3割減)になるというデータもあります

推奨される運動の種類

 参考文献では、以下の組み合わせが推奨されています。

  • 有酸素運動と筋力トレーニング: ウォーキングなどの有酸素運動に加えて、推奨されるボリュームの筋力トレーニングを組み合わせることが、腰痛の予防や管理に効果的です

注意点とアドバイス

  • 「やりすぎ」に注意: 運動と腰痛の関係は非線形であり、過度に激しい運動(特に不慣れな状態での急激な高強度運動)は、逆に腰痛リスクを高める可能性があるため、段階的に強度を上げることが重要です
     
  • 継続が鍵: 効果は劇的なものではなく「控えめだが意味のあるもの」と捉え、ライフスタイルの一部として定期的かつ中程度の活動を長く続けることが、腰痛対策として最も賢明な戦略です

    まずは、今の座りっぱなしの時間を1日1時間減らし、その分をウォーキングや軽い運動に充てることから始めるのが、科学的にも裏付けられた現実的な第一歩と言えます

1800〜2400 MET-minとは具体的にどのくらいの運動ですか?

 参考文献によると、1,801〜2,400 MET-min/週という数値は、1週間の間に行う「軽い活動」「中程度の運動」「激しい運動」をすべて合わせた合計の活動量を指します

 このボリュームの活動を維持しているグループは、腰痛の発症リスクが最も低くなる(リスクが約36%減少する)ことが研究で示されています

 

 具体的にどのくらいの運動量になるのか、一般的な運動強度(METs)を用いて例を挙げます(※計算に用いる個別の活動のMETs値は、一般的な指標に基づくものであり、提供された資料外の情報を含みます)。

単一の活動で換算した場合の目安

 1,800〜2,400 MET-minを、一つの活動だけで達成しようとした場合の1週間あたりの合計時間は以下のようになります。

  • ウォーキング(3.0 METs程度)の場合:
    • 週に600〜800分(1日あたり約85分〜115分)
       
  • 早歩き(4.0 METs程度)の場合:
    • 週に450〜600分(1日あたり約65分〜85分)
       
  • ジョギングや中強度のスポーツ(7.0 METs程度)の場合:
    • 週に約250〜340分(1日あたり約35分〜50分)

現実的な組み合わせの例

 参考文献では、これらを組み合わせて合計目標を達成することが想定されています。例えば、以下のような生活スタイルが考えられます。

  • 毎日の生活: 通勤や買い物などの歩行(合計1日40分 × 7日 = 約840 MET-min)
     
  • 週の活動: 週に2回の早歩き(各60分 = 480 MET-min) + 週に2回の筋力トレーニング(各60分 = 約600 MET-min)
     
  • 合計:約1,920 MET-min(目標範囲内)

実践上のポイント

  • 日常生活の積み重ね: 資料では、座りっぱなしの時間を1時間減らして活動に充てるだけでもリスクが2〜8%下がるとされており、特別な運動だけでなく「こまめに動くこと」も合計ボリュームに貢献します
     
  • ウォーキングの活用: ウォーキングは最も実践的な第一歩として推奨されており、歩行量が多い人ほど腰痛リスクが低い(最大約3割減)というデータもあります
     
  • 筋トレの追加: ウォーキングなどの有酸素運動に加えて、推奨されるボリュームの筋力トレーニングを組み合わせることが、脊椎の健康を保つために効果的です

実践上のポイント


 このように、「1日1〜1.5時間程度の歩行」をベースにしつつ、週に数回の少し息が上がる程度の運動や筋トレを加えることで、腰痛リスクを最小限に抑える理想的なボリュームに到達することができます。

激しすぎる運動が腰痛リスクを高めるのはなぜですか?

 参考文献によると、激しすぎる運動が腰痛リスクを高める理由は、運動量と腰痛の関係が**非線形(直線的ではない)**であるためです。

 主な要因として以下の点が挙げられています。

「最適な範囲」を超えた過剰な負荷

 運動不足もリスクですが、逆に**「非常に激しい運動」**もリスクを増加させます。

 

  • 非線形の関係: 大規模なデータによると、腰痛リスクが最も低くなるのは週に1,801〜2,400 MET-minの範囲であり、この範囲を超えると効果が頭打ちになるか、逆にリスクが生じます
     
  • 一部のグループでのリスク増加: 特に男性において、非常に激しい身体活動(vigorous activity)が腰痛の発症リスク(ハザード比 1.13)を高めるという報告があります

急激な強度の増加

 身体が適応していない状態で、突然非常に高い強度の運動を行うことは危険です。

  • 不慣れな状態での負荷: 激しい運動に慣れていない人が急激に活動強度を上げると、背中を痛めるリスクが高まるため、注意が促されています

身体的負担の質(仕事と余暇の違い)

 運動の種類や状況によっても影響が異なります。

  • 職業的な身体負荷: 余暇の運動はリスクを下げますが、重労働などの職業的な身体的負荷は、腰痛のリスクを高める要因として指摘されています

構造的な影響

 直接的な因果関係は複雑ですが、身体活動のレベルは**脊椎の構造(椎間板の厚さや背筋の脂肪量)**に関連しており、過度な負荷がこれらに悪影響を及ぼす可能性が示唆されています

まとめ

 要約すると、適度な運動は保護的に働きますが、**「極端に高い強度」や「急激な負荷の増加」**は、身体の許容範囲を超えてしまい、腰痛を引き起こす要因になると考えられています

スタンディングデスクは腰痛改善にどの程度効果がありますか?

 参考文献に基づくと、スタンディングデスクの導入など、職場での座る時間を減らす介入(インターベンション)は、腰痛を含む筋骨格系の痛みを軽減する効果があると報告されています。

 具体的な効果の程度や関連する知見は以下の通りです。

痛みの軽減とリスク管理

  • 筋骨格系への効果: 職場での座りすぎを解消する取り組みは、実際の介入研究において筋肉や骨格の痛みを減少させることが示されています
     
  • 障害の悪化防止: すでに腰痛がある人の場合、1日に3時間以上座り続けることは腰痛に関連する生活上の障害(ディスアビリティ)を悪化させる要因となります。スタンディングデスクによって座る時間をこれ以下に抑えることは、症状の重症化を防ぐことにつながります。

効果の大きさ(推計値)

  • リスクの減少: 座っている時間を1日のうち1時間だけでも身体活動(立つ、歩くなど)に置き換えることで、将来的な腰痛リスクを約2〜8%減少させることができるという分析結果があります
     
  • 座り仕事のリスク回避: 職場での座り仕事は、腰痛のリスクを約1.47倍高めることがわかっています。スタンディングデスクは、この**「座りすぎによるリスク」を直接的に回避する手段**となります。

 総評

 参考文献では、長時間の座りっぱなし(特に仕事中や運転中)を減らすことは、腰痛のリスクやそれに伴う障害を軽減するための**「賢明で低コストな戦略」**であると位置づけられています
 

 ただし、その効果については「劇的な治療法」というよりは、「控えめながらも意味のある(modest but meaningful)改善」ウォーキングや定期的な余暇運動を組み合わせることが推奨されています

座り時間の代わりにウォーキングを増やすメリットを詳しく教えてください

 座り時間を減らし、その分をウォーキングに充てることは、腰痛の予防と改善において非常に効果的で現実的な戦略です。具体的なメリットは以下の通りです。

 腰痛発症リスクの直接的な減少

  • 1時間の置き換え効果: 1日のうち、座っている時間の1時間を身体活動(ウォーキングなど)に置き換えるだけで、将来的に腰痛になるリスクが約2〜8%減少するという研究結果があります
     
  • 歩行量によるリスク低下: ウォーキングの量が多い人ほど、腰痛の発生率が低い傾向にあります。最も多く歩くグループは、あまり歩かないグループに比べて、腰痛のリスクを約3割(オッズ比 0.69)抑えられることが示されています

慢性腰痛への強力な保護作用

  • 長期的な予防: ウォーキングを含む定期的で適度な余暇活動を習慣にすることで、頻繁に起こる腰痛や慢性腰痛のリスクを約10〜16%低減させることができます
     
  • 障害の悪化防止: すでに腰痛がある場合でも、1日3時間以上の座りっぱなしを避けて活動的に過ごすことは、腰痛に伴う生活上の障害(ディスアビリティ)が悪化するのを防ぐのに役立ちます

背骨の健康維持(構造的なメリット)

  • 脊椎への好影響: 身体活動量が多いことは、脊椎の健康な構造と関連しています。具体的には、椎間板を厚く保ち、背筋への脂肪蓄積を抑えるといった、痛みや障害を和らげるのに役立つ身体的変化をもたらす可能性が指摘されています

低コストで実践しやすい

  • 手軽な第一歩: ウォーキングは特別な器具を必要とせず、多くの患者にとって**最も実践的で効果的な「最初のステップ」**として推奨されています
     
  • 職場での痛み軽減: 仕事中に座る時間を減らし、動く機会を増やす介入は、腰を含む筋肉や骨格全体の痛みを軽減することが報告されています

アドバイス

 効果を最大化するためには、急激に激しい運動を始めるのではなく、**「座りっぱなしを避ける」「まずはウォーキングから始める」**といった控えめながらも継続的な活動から行い、徐々に活動量を増やしていくことが、科学的なエビデンスに基づいた賢明なアプローチです,


肥満や喫煙が腰痛リスクをどのくらい高めるのか知りたいです

 参考文献に基づくと、肥満と喫煙は腰痛のリスクを一貫して高める要因として報告されており、具体的な数値や影響は以下の通りです。

肥満(および過体重)の影響

 肥満は腰痛のオッズ(発生する可能性)を顕著に高めます。

  • スペインの全国調査: 肥満がある場合、慢性腰痛のオッズが1.719倍になると報告されています
     
  • 複数の研究をまとめた分析(プール解析): 過体重(excess weight)は腰痛のオッズを約1.35倍高めることが示されています

喫煙の影響

 喫煙も腰痛リスクを高める重要な要因です。

  • プール解析の結果: 喫煙は腰痛のオッズを約1.28倍高めることが報告されています

リスク管理における重要性

 これらの要因は、単独でリスクを高めるだけでなく、身体活動と腰痛の間の関係を複雑にする「交絡因子」としても作用します。そのため、資料では腰痛の予防やリハビリテーションにおいて、以下の点が推奨されています。

  • 個別化されたアドバイス: 患者へのアドバイスは、肥満や喫煙、仕事の身体的負荷などを考慮してパーソナライズされるべきです
     
  • 生活習慣の改善: 腰痛の管理には、適度な運動だけでなく、必要に応じて体重管理や禁煙を統合して取り組むことが重要であるとされています

まとめ

 このように、肥満や喫煙は身体活動のメリットを打ち消したり、痛みを悪化させたりする可能性があるため、腰痛対策において無視できない要素となっています。


背筋の脂肪蓄積を抑えるにはどのような筋トレが効果的ですか?

 参考文献によると、背筋(傍脊柱筋)の脂肪蓄積を抑えるために特定の「どの種目」が最も効果的かという具体的なエクササイズ名(デッドリフトなど)までは明記されていません。しかし、背筋の健康を維持し、脂肪蓄積を抑えるための運動の指針について以下のことが示されています。

 推奨される運動のタイプ

  • 筋力トレーニングと多種目エクササイズ:筋力トレーニング(Strengthening)」および「多種目を組み合わせたエクササイズ(Multimodal exercise)」が推奨されています。これらを推奨されるボリュームで行うことが、腰痛のオッズを下げ、脊椎の構造を健康に保つことにつながります
     
  • レジャー活動としての筋トレ: ウォーキングやスポーツと並んで、レジャー時間に行う定期的な「筋力強化(Strength work)」が、腰痛リスクや障害を軽減する賢明な戦略として挙げられています

身体活動量と背筋の関係

  • 活動量との相関: 身体活動レベルが低いことは、**背筋の脂肪蓄積の増加(higher paraspinal muscle fat)**や椎間板が薄くなることと関連していることが観察されています
     
  • 適切なボリューム: 1週間の総活動量として1,801〜2,400 MET-minを目指すことが、脊椎への悪影響を防ぎ、腰痛リスクを最小限にする目安とされています

脂肪蓄積を抑えるためのアプローチ

 参考文献に基づくと、特定の1種目を行うよりも、以下の統合的なアプローチが効果的であると考えられます。
  • 推奨される量(推奨ボリューム)を維持する: 筋力トレーニングを単発で行うのではなく、推奨される頻度と強度で継続すること
     
  • 座りすぎを減らす: 長時間の座りっぱなしは脊椎構造に悪影響を与えるため、座る時間を運動に置き換えることが重要です
     
  • 生活習慣の改善: 脂肪蓄積に関連する要因として肥満も挙げられており、運動だけでなく体重管理を統合して行うことが推奨されています。 

まとめ

 参考文献では具体的な筋トレの種目名は指定されていませんが、「推奨されるボリュームの筋力トレーニング」を定期的に行い、全体的な身体活動量を増やすことが、背筋の脂肪蓄積を抑え、脊椎の健康を維持するために不可欠であるとされています
 
 もし具体的な筋トレのメニュー(例:バックエクステンションやプランクなど)を知りたい場合は、これらは一般的な知見としては有効ですが、提供された資料内には記載がないため、当院(ひまわり接骨院)や専門のトレーナーや理学療法士に相談することをお勧めします。

参考文献

[1]M. B. Safari, A. Nozad, F. Ghaffari, S. Ghavamzadeh, F. Alijaniha, and M. Naseri, “Efficacy of a Short-Term Low-Calorie Diet in Overweight and Obese Patients with Chronic Sciatica: A Randomized Controlled Trial.,” Journal of Alternative and Complementary Medicine, vol. 26, no. 6, pp. 508–514, June 2020, doi: 10.1089/ACM.2019.0360.

[2]B. Knutsson, “Lumbar spinal stenosis : Body mass index and the patient’s perspective,” Jan. 2015.

[3]M. Nisargandha and S. Parwe, “Does Obesity Lead to Sciatic Pain: A Comparative Study,” International journal of current research and review, vol. 12, no. 23, pp. 120–125, Jan. 2020, doi: 10.31782/IJCRR.2020.122314.

[4]R. Shiri, T. Lallukka, J. Karppinen, and E. Viikari-Juntura, “Obesity as a Risk Factor for Sciatica: A Meta-Analysis,” American Journal of Epidemiology, vol. 179, no. 8, pp. 929–937, Apr. 2014, doi: 10.1093/AJE/KWU007.

[5]P. D. Delgado-López and J. M. Castilla-Díez, “Impacto de la obesidad en la fisiopatología de la enfermedad degenerativa discal y en la morbilidad y resultados de la cirugía de columna lumbar,” Neurocirugia, vol. 29, no. 2, pp. 93–102, July 2017, doi: 10.1016/J.NEUCIR.2017.06.002.

[6]“The epidemiology and pathophysiology of lumbar disc herniations”, doi: 10.1053/J.SEMSS.2015.08.003.

[7]“Risk factors of sciatic pain: A prospective study among middle–aged employees”, doi: 10.1016/J.EJPAIN.2010.11.008.

[8]“Association Between Sciatica, Obesity And Sedentary Lifestyle Among Population-A Survey.”, [Online]. Available: https://search.ebscohost.com/login.aspx?direct=true&profile=ehost&scope=site&authtype=crawler&jrnl=09752366&AN=155597747&h=Tn990TIDFrlwKbwqs%2FdSmEcYzAtCQrR4xK8QOM1M64DMM7SRYH%2FsKig0JxsrTU8%2Frbk3q5Hgc6Qw1QbPMzPsQQ%3D%3D&crl=c

[9]“Obesity and chronic pain: systematic review of prevalence and implications for pain practice”, doi: 10.1097/AAP.0000000000000218.

[10]B. Schumann et al., “Lifestyle factors and lumbar disc disease: results of a German multi-center case-control study (EPILIFT),” Arthritis Research & Therapy, vol. 12, no. 5, pp. 1–8, Oct. 2010, doi: 10.1186/AR3164.

[11]A. D. B. Boishardy, “Évaluation clinique et radiologique de l’équilibre sagittal rachidien d’une cohorte de patients obèses avant et après chirurgie bariatrique,” Nutrition Clinique Et Metabolisme, vol. 36, no. 1, pp. S78–S79, Feb. 2022, doi: 10.1016/j.nupar.2021.12.151.

[12]D. Ö. Kaya, Ş. T. Çelenay, E. Seçer, and H. Biçeroğlu, “Pain Intensity, Spine Structure, and Body Composition in Patients with Acute Discogenic Lumbar Radiculopathy,” Musculoskeletal science and practice, vol. 73, pp. 103133–103133, Oct. 2024, doi: 10.1016/j.msksp.2024.103133.

[13]“Risk factors for low back pain and sciatica: an umbrella review”, doi: 10.1016/J.SPINEE.2018.05.018.

[14]D. Samartzis, J. Karppinen, K. D. Luk, and K. M. Cheung, “Body mass index and its association with lumbar disc herniation and sciatica: a large-scale, population-based study,” Global Spine Journal, vol. 04, May 2014, doi: 10.1055/S-0034-1376593.

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